LUNA SEA×GLAY、伝説再び エレカシ×スピッツ×ミスチル……J-POP史に残る夢の共演
東京ドームにてLUNA SEAとGLAYによる対バンイベント『The Millennium Eve 2025』が2025年2月22日に開催されることが発表になった。両者とも30年以上のキャリアを持ち、いくつもの大きな記録を打ち立て、独自の道を切り拓いてきたバンドである。その共演となれば“伝説”が約束されたも同然だろう。 【写真】がん手術を経て復活を果たした河村隆一 この2組が東京ドームで対バンを行うのは、1999年12月23日に開催された『The Millennium Eve A Christmas present for the people who love live a lot』以来約25年ぶり。このライブは映像や音源が一切残されておらず、幻の一夜として語り継がれているという(※1)。今回、LUNA SEAが未来と過去を行き来する究極のタイムリープの旅『ERA TO ERA』と名付けた全国ツアーの一環として、GLAYを誘ったことで実現したこのライブ。当時の再現となるのか、さらに成熟した音楽性をぶつけ合うライブとなるのかーーその内容に期待が膨らむ。 キャリアも人気も桁違いなバンドたちが、このようにして時に対バンという形で一堂に会することがある。本稿ではJ-POP史に残る夢の共演を振り返ってみたい。 2018年3月18日にさいたまスーパーアリーナで開催されたのは、エレファントカシマシのデビュー30周年の締め括りとなるスペシャルライブ『エレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN”SPECIAL ド・ド・ドーンと集結!!~夢の競演~』。このライブではエレファントカシマシ、スピッツ、Mr.Childrenの3組による豪華な対バンが繰り広げられた。 この日はスピッツがトップバッターを務め、「チェリー」や「涙がキラリ☆」といった代表曲とともに、エレファントカシマシ「浮雲男」のカバーも披露。2番手のMr.Childrenも「HANABI」「innocent world」といったヒット曲を連打する中で「太陽ギラギラ」という通な選曲でエレファントカシマシをカバーし、2組から惜しみないリスペクトが表明される夜となった。 エレファントカシマシもオールタイムベストな選曲で2組を迎え撃ち、アンコールではスピッツとMr.Childrenとともに「ファイティングマン」を演奏し、宮本浩次、草野マサムネ、桜井和寿が3人で歌うというレアな光景も。長きにわたって最前線を突っ走ってきた3組にしかできない、それぞれの軌跡を讃え合うようなイベントだったと言える。