再開発は商業機能を重視 岐阜駅周辺について高崎名鉄社長
名古屋鉄道の高崎裕樹社長は28日、岐阜市内のホテルで開かれた講演会の中で、名鉄岐阜駅周辺で計画している再開発について「商業施設は非常に重要である」と話し、商業機能を重視する考えを示した。開発スケジュールなど具体的な計画については「検討中」とした。商業機能の開発については、7月に設立した流通事業の中間持ち株会社の名鉄リテールホールディングス(本社名古屋市)などで詳細を詰める方針だ。 高崎社長は、名鉄岐阜駅周辺で進める再開発構想について、神田町街区、長住町街区、清住町街区の3街区を「順次連携しながら開発していきたい」とした。 再開発における商業機能について「周辺とのまちづくりとして、長期的にエリア全体の価値を向上させていく考え方に立てば、路面に商業がない開発をするというのは、絶対にない」と強調。「名鉄グループの中でも新しい商業というものを築いていくため、名鉄リテールホールディングスを立ち上げた。(名鉄岐阜駅周辺再開発でも)商業はどういったものがふさわしいのかを考えていく」と話し、「長期的にエリア全体がよくなる開発を進めてまいりたい」と意気込んだ。