【ジャパンC】驚異の末脚でGⅠ連勝を決める 京大競馬研の本命はドウデュース
天皇賞の走りが出来れば無敵
◎ドウデュース 天皇賞(秋)をGⅠ勝ち馬の上がりとしては史上最速の32.5秒で勝利した。前残り展開で伸びている馬を捕まえての勝利で非常に価値が高く、同様の走りが出来れば負けない。 ローテーションも枠順も非常によく、マイナス材料が何一つなかった。折り合いさえつけば距離延長も問題ない。前崩れになるなど展開が向けば尚良しだ。 ◯ジャスティンパレス 天皇賞(秋)4着。内で前が詰まって追い遅れた分の敗戦で悲観する必要はなく、距離延長もプラスだ。 今回ドウデュースの外、隣枠であることもプラスで、近走のゲートの遅さを考えると、同馬を締めて外に出させないといった競馬も出来るかもしれない。ドウデュースに道中不利を与え続けることが出来れば、枠の良さを生かして勝ちまで意識できる。単勝は少し持っておきたい。 ▲ゴリアット 「ジャパンCは海外と問われる資質が違う」とも書いたが、KG6世&QESでは強力なGⅠ馬と後のGⅠ勝ち馬を完封する非常に強い内容だった。また今回出走のオーギュストロダンも破っている。 本馬はセン馬でお金を稼ぐための出走であれば、1着賞金5億円は魅力的。状態を上げて少しでも多く賞金を取りに来るのが当然だろう。枠が1枠と大変よく、経済コースを走れば複勝圏内はあってもいい。 他に買いたい馬がいないため、天皇賞(秋)の時と同様に他の馬の評価も少し書く。 二冠牝馬のスターズオンアース、チェルヴィニアは東京芝2400mにおける能力の高さを既に示しており、今後GⅠを取ることも可能だ。ただ今回は両馬とも枠が悪く、スターズオンアースは臨戦過程、チェルヴィニアは三冠牝馬でないことをマイナスに捉え、2着以内はないと考え印を打っていない。3着なら十分あり得る。 海外馬についても記載しておく。オーギュストロダンは昨年BCターフを勝っており、日本の馬場への対応は可能だと考えている。しかし今年は不調で、勝ったGⅠも相手に恵まれていた。それを踏まえて消しとする。 ファンタスティックムーンは今年のバーデン大賞勝ち馬で、褒賞金20万ドル(約3000万円)の支給が確定している。これはバーデン大賞の1着賞金16万5000ユーロ(約2670万円)より上で、金銭面では出走した時点でドイツGⅠを勝った以上の価値がある。ラストランで無理せず稼ぎに来たと考えて消しだ。 馬券はドウデュースから馬単流し2点、ジャスティンパレスの単勝、ゴリアットの複勝で勝負する。ドウデュースの応援馬券は当然、大量に購入する。(文:福山) ジャパンカップ 予想印 ◎ドウデュース ◯ジャスティンパレス ▲ゴリアット ライタープロフィール 京都大学競馬研究会 今年で30周年を迎える、京都大学の競馬サークル。馬主や競馬評論家など多くの競馬関係者を輩出した実績を持つ。また書籍やGⅠ予想ブログ等も執筆。回収率100%超えの本格派が揃う。
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