櫻坂46は副キャプテン復活間近? 乃木坂46&日向坂46での相次ぐ就任、キャプテンとの関係から考える
櫻坂46、“今”が副キャプテン復活に最適な理由
ここで気になるのは、同じ坂道グループの櫻坂46にも再び副キャプテン制が導入されるかどうかである。櫻坂46では2021年1月に松田里奈が副キャプテンに就任し、2022年11月のキャプテン昇格まで同ポストを務めあげた。以降、副キャプテンは不在だ。 乃木坂46の流れからも、副キャプテンは“次期キャプテンの第一候補”と考えていいだろう。櫻坂46がこの約2年間、副キャプテンを設けてこなかったのは“次期キャプテン”に関する早急性がそこまでなかったからと言える。ただ何度か副キャプテン制を導入してきた乃木坂46を例にすれば、秋元のキャプテン就任から約2年3カ月後に梅澤が、そして梅澤がキャプテンを引き継いでから約1年10カ月後に菅原が副キャプテンとなったことから、タイミング的に櫻坂46も“そろそろ”と言える。 特に櫻坂46は、12月21日に新メンバーオーディション4次審査、22日に研修生最終審査を終えたばかり。グループにはこれからまた新たなメンバーが加入する見込みだ。そうなると松田が背負うものはさらに大きくなる。そして2025年は、前身グループである欅坂46から10年、櫻坂46になってからも5年にあたる。グループの厚みが増すことに加え、メモリアルイヤーを迎えることも踏まえると、副キャプテン制という新たな要素を設ける可能性はきわめて高いのではないだろうか。 筆者は2023年、欅坂46&櫻坂46の初代キャプテン・菅井友香にインタビューを行ったが、やはりその際「その責任の重さに押しつぶされそうになることもありました。でも、楽しいだけではなくそういう苦しさもあったからこそ、今の自分が存在すると考えています。『あのとき乗り越えられたのだから、きっとやれる』という自信につながっているところもあります」と、相当な重圧があったと語っていた(※6)。 松田も、新メンバー加入でグループが勢いづくにつれ、キャプテンとして抱えるものが増えることは間違いない。そういったことも考えると、新たな副キャプテンの存在は櫻坂46にとって必須であると言えるだろう。 ※1:https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/64263?ima=5313 ※2、3:https://r25.jp/articles/928885030179635200 ※4:https://www.oricon.co.jp/news/2269350/full/ ※5:https://mdpr.jp/interview/detail/1841167 ※6:https://spice.eplus.jp/articles/314782
田辺ユウキ