U―23日本が黒星 松木玖生「ステーションパスが続いた」 今大会初の無得点に終わった理由
◆サッカー男子パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯 ▽1次リーグB組最終戦 日本0―1韓国(22日・ドーハ) 【動画】後半30分、日本が痛恨の失点… U―23日本代表は今大会3戦目で初の無得点に終わった。 5バックで守備を固める韓国に対し、前半から左サイドの連係を中心にチャンスを作ったが、決定機は少なかった。ベンチで見守っていたMF松木玖生(FC東京)は攻撃の停滞について、冷静に振り返った。 「ちょっと後ろめでボールを動かしすぎてるなと思った。(内野)航太郎が動き出してても、背後の動きとかDFラインも見ずにステーションパスが続いてしまってた」。後ろに人数を割いて引いて守る相手の陣形が崩せずに停滞した要因を「ステーションパス」という言葉で表現した。 試合後、改善点を聞かれた松木は「サイドチェンジ」と「ポケット」というキーワードを挙げた。 「前半を見てて、サイドチェンジ増やしていいなと思った。止まりながらのパスになると相手も動かない。自分たちの年代のサッカーは全員が攻撃に関わりながら、ポケットだったり、そこから個の突破だったり、いろんなものを持ってる年代でもある。そういうところを存分に生かしていけるように、サイドチェンジやポケットに侵入するところを増やしていきたい」 後半18分に松木、MF藤田譲瑠チマ、FW佐藤恵允を3枚替え。松木は「アグレッシブにゴール前に飛び込むとか、常に前めのポジションを取りながら(細谷)真大くんと距離を縮めてやろうと思った」と、果敢にゴールに迫った。 終盤に多くのチャンスを作りながら、佐藤の決定機は惜しくも枠を外れるなど、「0」で終えた。松木は「あとは決めきるか、決めきらないかの精度だと思う。選手おのおの個人が分かっている。決勝トーナメントで自分も点を決めて日本を勝たせるようにしたい」と言い切った。
報知新聞社