パリ五輪レスリング金・日下尚選手が高松市の商店街で凱旋パレード 約2万人の市民が集まる
KSB瀬戸内海放送
パリオリンピックのレスリングで香川県出身の選手として初めて個人で金メダルを獲得した日下尚選手の凱旋パレードが16日、高松市の商店街で行われました。 【写真】大勢の市民の声援にこたえる日下選手
(パリ五輪 レスリング金メダリスト/日下尚 選手) 「僕もみんなと同じようにうどんをすすって、高校生までこの香川県で育ちました。商店街でこのようなパレードを開いていただくということは本当にうれしいです。本当にありがとうございます。そしてこれから4年後も楽しみにしていてください」 日下選手は集まった大勢の人たちに感謝の気持ちと、4年後のロサンゼルスオリンピックに向けた決意を述べました。 また、出発前には香川県の池田知事から「うどん県観光大使」の委嘱状も手渡されました。 パレードは高松丸亀町商店街のドーム前広場を出発し、丸亀町グリーンや南新町商店街を通って南部3町ドームまでの約800mで行われました。 使用した自衛隊の車両には日下選手と両親ら5人が乗り込み、沿道の人たちに手を振りながら進みます。香川県によると高松市の商店街で車を使ったパレードが行われるのは初めてだということです。 (記者リポート) 「日下選手が見えてきました。大勢の市民がお祝いしています」 沿道には日下選手をひと目見ようと大勢の市民が待ち構えていました。香川県によりますと、このパレードには出発式からゴール地点まで約2万人が集まったということです。 肩車をしてもらって手を伸ばしてきた女の子と握手をしたり、女子高生からのハートマークにハートを送り返したりと日下選手も多くの声援にできる限り応えていきます。 (パリ五輪レスリング金メダリスト/日下尚 選手) 「(Q.市民の方の反応はどう?)めちゃくちゃ楽しいです。本当にありがとうございます」 声援のひとつひとつにできるだけこたえようとする日下選手の姿に、集まった人たちは…… (集まった人は―) 「かなりいい子で、メダリストになるべくしてなった人かなと思う」 「すごい感動しました。レスリングで金メダルを取ってくれてうれしいです」 「目の前に金メダリストが! オーラ出ていましたね。また4年後に期待したい」 (高松北高3年生は―) 「すごい格好いいと思いました。『先輩の活躍を見て、これからも自分も頑張ります』というのを伝えたいと思います」 (親戚は―) 「励ましの言葉を贈ったら全て自分のものにしてすごく応えてくれて、地元愛に満ちた前田地区が大好きな青年なので、ますます応援したくなる」 「レスリングを普及したいという気持ちが強くて、皆さんに接して楽しんでもらっている気がする」 出発から1時間後、パレードは無事ゴール地点に到着しました。 (パリ五輪レスリング金メダリスト/日下尚 選手) 「この声援っていうのが苦しい時に自分の背中を押してくれるので、応援してくださった皆さんに直接会ってお礼が出来たのは本当に良かったです。金メダルがこんなに価値のあるもんなんだということを自分自身でも感じられましたし、これを見た子どもたちも夢を与えられたと思います。4年後もこの倍(の距離)でお願いします」
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