河本結、好調パット武器に5年ぶりV王手 最終日も頑張らずに「楽しくプレーするだけ」
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第3日(18日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード、パー72) 第3ラウンドが行われ、3打差3位から出た河本結(リコー)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算11アンダーで単独首位に浮上した。2019年アクサレディス宮崎以来、5年ぶりとなる2勝目に王手をかけた。 2番パー5で2オンに成功し、バーディー先行。その後も16、18番のロングホールなどで伸ばし、好スコアでホールアウトした。「マネジメントはうまく組み立てられた。勝負のパットを決められたことが、スコアが伸びた要因」と振り返った。 22年からパッティングコーチをつけ、グリーン上の技術を磨いている。ストロークのリズムの練習や、癖を見つけて修正することを継続しているという。「やっと実を結んでくれた」と今季の平均パット数は28・6780で8位と、昨季の30・0423(65位)から大きく向上した。「7~8メートルのバーディーパットを、チャンスだと思えるようになった。わなにはまらず、自分の組み立てたゴルフができるようになった」とゲームプラン全体にもいい影響をもたらしている。 今週は「頑張らない」ことをテーマとする河本。この日も「頑張らなかった」と自然体でのラウンドを心がけた。19日の最終日は今季2勝の竹田麗央(りお)、2年連続年間女王の山下美夢有(みゆう)と最終組でプレーする。「一ゴルフファンとして、美夢有ちゃんと麗央ちゃんと回れるのが楽しみ。やるべきことをしっかりして、明日は楽しくプレーするだけ」とやはり頑張らずに臨むという。ギャラリーへ向けては「楽しんで! いけー!」と声をかけてほしいとお願いした。楽しむことをモットーに、5年ぶり2勝目を目指す。
報知新聞社