トランプが「ザッカーバーグから激励の電話を受けた」と主張 メタは否定
新著ではザッカーバーグを非難
ザッカーバーグは、2024年の選挙に関して「中立でいたい」と述べていたが、ここ数カ月の間にいくつかの共和党寄りの発言を行った。彼は、先月の下院司法委員会への書簡で、バイデン政権が「数カ月にわたり、ユーモアや風刺を含む特定の新型コロナ関連のコンテンツを検閲するよう、当社のチームに繰り返し圧力をかけた」と説明し、「政府からのプレッシャーに屈した当社の判断は、誤りだった」と付け加えた。 ■新著ではザッカーバーグを非難 しかし、最高裁は今夏、誤情報と見なされるコンテンツの削除を連邦政府がSNSの運営企業に求めることは権限を超えた行為ではないと判断していた。フェイスブックとインスタグラムは、2021年1月6日に連邦議会議事堂にトランプ支持者らが乱入した事件を受けて、トランプのアカウントを凍結し、トランプはメタを提訴した。この訴訟は、7月に彼のアカウントの凍結を解除されたにもかかわらず、まだ進行中だ。 トランプは9月3日発売の新著で、ザッカーバーグが2020年の選挙で自身に対する陰謀を企てたとして非難し、再び同じことをすれば「残りの人生を刑務所で過ごすことになる」と警告した。 トランプは、定価が99ドルの豪華本の『Save America(アメリカを救え)』の中でこの攻撃を展開し、ザッカーバーグと彼の妻プリシラ・チャンが、2020年の大統領選挙を控え、コロナ禍の中でも投票が適正に行われるよう、選挙関連施設の運営を支援するために非営利団体に4億2000万ドル(約602億円)を寄付したことに触れた。当時、共和党はこの寄付が民主党を助けるための不公正行為だと主張していた。 「私たちは彼を厳しく監視している。彼がまた不法行為をすれば、2024年の大統領選で不正を行った他の者たちと同様に、残りの人生を刑務所で過ごすことになるだろう」とトランプは書いている。
Sara Dorn