シャープが今年度上期中にテレビ向け液晶パネルの生産停止へ 堺工場の閉鎖で国内の生産拠点ゼロに
シャープが、テレビ向け液晶パネルの生産を停止です。 シャープの子会社「堺ディスプレイプロダクト」が運営する堺工場では、テレビ向け大型液晶パネルを生産していますが、中国や韓国メーカーとの価格競争が激化し、2023年3月期には連結の最終損益が2608億円の赤字となる大きな要因になっています。 14日発表した2024年3月期の連結決算でも1499億円の最終赤字となっていて、シャープは堺工場の稼働を9月末までに停止し、液晶事業を見直して業績を立て直すということです。 テレビ向け液晶パネルの国内生産は、すでに電機大手各社が撤退していて、シャープが「堺工場」を閉鎖すれば国内での生産拠点はゼロとなります。
ABCテレビ