迫力最強の「和製スーパーカー」初公開！

　2024年7月、カスタムカーメーカーの「Value Progress（バリュープログレス）」は、新型スーパーカー「Beast（ビースト）」が完成したと発表しました。 　 　このビーストとは、一体どのようなモデルなのでしょうか。 【画像】「えっ…！」 これが日本の新型「和製スーパーカー」です（71枚）

迫力最強の「和製スーパーカー」初公開！（Photo：Value Progress（バリュー プログレス））

　福島県に本拠を置くバリュープログレスは、選りすぐりのカスタムカーがひしめきあう「東京オートサロン」でもグランプリや優秀賞などを幾度となく受賞している実力派メーカー。 　そんなバリュープログレスの最新作となる新型ビーストは、車名の通り「野獣」をコンセプトに開発され、誰もが目で追ってしまう迫力あふれるデザインが特徴です。 　ボディサイズは全長5030mm×全幅2400mm×全高1100mm（ルーフ高）。さらにスポイラー最上部の高さは1260mmと、伸びやかかつ地を這うようなロー＆ワイドな設計。 　そのエクステリアは、まるで荘厳な神社や仏閣を思わせる多段式のエアロや、直線を複雑に組み合わせたボディパネルが神秘的なオーラを漂わせ、否応なく周囲を圧倒します。 　また、ボディカラーの大部分には情熱的なイタリアンレッドを採用していますが、この赤色によって図らずも日本的な“和”を想わせているのは、バリュープログレスの緻密な計算や造形、デザイン力あってのものかもしれません。 　そのほか、ルーフは走行時にダウンフォースを発生させる空力に優れた形状とし、さらにミッドに搭載したV型12気筒エンジンへと空気を滑らかに送り込む設計を採用。 　リアにはセンター上部に4本の極太マフラーが集められ、ワイドなリアディフューザーが後続車に忘れられないインパクトを残します。 　組み合わせるトランスミッションはMTで、クラッチには耐久性を考慮してトリプルプレートを採用しました。 　この新型ビーストのベースとなったのは、伊ランボルギーニのスーパーカー「ディアブロ」で、内外装を大幅に改造したカスタムカーです。 ※　※　※ 　新型ビーストの製作を手掛けた白岩氏は、かねてからスポーツカーへの憧れが強く、「スーパーカーは買えなくても、それに絶対引けの取らない車を作る」といった想いから、新型ビーストの開発を決意したとのこと。 　バリュープログレスの公式サイトでも、「やはり一番の夢は、メイド・イン・ジャパンの超スーパースポーツなクルマを作ることです」と語っていることから、いかに新型ビーストの製作に強い熱がこめられたかが伝わります。 　気になる新型ビーストの車両価格ですが、現在のところは未定となっており、製作台数によって大きく変わるため、発表後の世間の反応を見つつ決定するということです。