金沢・兼六園で「雪吊り」作業始まる…七尾から訪れた女性「地震で参っていたが見に来られて良かった」
冬の訪れを前に、金沢市の兼六園で1日、雪の重みから樹木を守る「雪吊(つ)り」の作業が始まった。 【動画】兼六園で始まった「雪吊り」
園内随一の枝ぶりを誇る「唐崎松(からさきのまつ)」(高さ約10メートル)では、庭師が高さ約14メートルの芯柱の上からわら縄を投げ下ろし、円すい状に広げて固定していった。作業は来月中旬まで続け、ツツジやサツキなど約800か所に雪吊りを施す。
毎年この時期に訪れている石川県七尾市のパート従業員の女性(55)は「職人技に感動した。能登半島地震で精神的に参っていたが、今年も見に来られて良かった」と笑顔だった。