神戸がポーランドのグールニク・ザブジェとパートナーシップ締結…両クラブ在籍のポドルスキが橋渡し
ヴィッセル神戸は14日、エクストラクラサ(ポーランド1部)に所属するグールニク・ザブジェとのパートナーシップ締結を発表した。 【写真】千布社長とポドルスキが両クラブのユニフォームを掲げてツーショット なお、今回の提携はかつて神戸で活躍し、現在はグールニク・ザブジェでプレーしている元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキとの縁によって実現したもの。 ポーランド南部シロンスク県のザブジェを本拠地とする同クラブは、1960年代~1980年代にかけて黄金期を築き、エクストラクラサで14度の優勝、国内カップ8度の優勝を誇る古豪だ。 神戸の発表によると、今回のパートナーシップでは移籍や育成、スカウティング網の共有に加え、アジアとヨーロッパにおけるブランディング強化に主眼がおかれている。 ◆移籍と選手育成の関係強化 ・パスウェイを用いた移籍の促進 ・レンタル移籍を活用した選手育成の強化 ◆スカウティングの共有 ・スカウティングに関するフィロソフィーの共有 ・両国の若手選手の発掘体制の強化 ・選手情報データベースの共有 ◆ブランディング強化 ・両クラブのブランド価値と認知度の向上 ・アジア、ヨーロッパにおける知名度拡大に向けた取り組み 今回のパートナーシップ締結に際して、両クラブの代表が以下のコメントをしている。 ◆ヴィッセル神戸 千布勇気 代表取締役社長 「この度、ポーランドの名門クラブであるグルニク・ザブジェとのパートナーシップ締結をお知らせできることを嬉しく思います。本提携は、ヴィッセル神戸に所属していたポドルスキ選手とのご縁もあり実現したものです」 「このパートナーシップは、スポーツおよびビジネスの両面で意義深い取り組みになります。今後は移籍や選手育成の強化を目指し、連携を深めてまいります。特に、若手選手が成長できる機会を創出するとともに、スカウティングやデータ共有を通じて才能ある選手の発掘と育成を推進していく予定です」 「また、アジアとヨーロッパを結ぶ架け橋として、両クラブのブランド価値向上にも力を注いでいく所存です」 「これからの取り組みに期待を寄せるとともに、両クラブが発展し、共に成功を分かち合えるよう努めてまいります」 ◆グールニク・ザブジェ スポーツダイレクター 「ルーカスと彼の世界中との繋がりのおかげもあり、グールニク・ザブジェとして、日本で成功を収めているクラブと協力関係を築けたことをとても嬉しく思っています」 「ヴィッセル神戸は素晴らしい歴史を築きつつある日本のチャンピオンクラブです。私たちは、スポーツの分野だけでなく、マーケティング、スポンサーなどの分野でも、多くの共通の取り組みができると信じています」 「共通の取り組みを通じて、アジアでグールニク・ザブジェのブランドを確立し、ヨーロッパでヴィッセル神戸がブランドを確立する手助けができれば嬉しいです」
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