ヤマトHD 経費増で減益に下方修正
ヤマトホールディングス(HD)は2024年3月期の業績予想を下方修正し、純利益は前期比22%減の360億円になりそうだと発表しました。従来予想は前期比13%増の520億円でした。増益の見通しが一転して減益となります。EC向けの需要が低迷し、宅配便などの取扱個数が想定を下回っていることに加えて、委託費を中心に経費が増加していることが影響しました。 売上高にあたる営業収益は2%減の1兆7650億円、営業利益は33%減の400億円としました。従来予想はそれぞれ1兆7850億円、650億円で、いずれも引き下げました。下方修正は去年11月に発表した中間決算に続き今期2度目です。 合わせて発表した23年4~12月期の営業収益は2%減の1兆3668億円、純利益は20%増の469億円でした。