【NFL】QBワトソンが苦戦も、「交代させるつもりはない」とブラウンズHCステファンスキー
またしても攻撃面で苦戦し、1勝4敗となっているクリーブランド・ブラウンズは解決策を模索している。しかし、ヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーは現地6日(日)にワシントン・コマンダースに34対13で敗れた後、クオーターバック(QB)デショーン・ワトソンをベンチに下げても即時の解決策にはならないと断言。ワトソンは今回の試合でも不調だった。 【動画】2024年第5週:敵地でブラウンズがコマンダースと対決
ステファンスキーHCは「クオーターバックを変えるつもりはない。チームとしてもっと良いプレーをしなければならないし、私はもっと良い指導をする必要がある。それが本当に必要なことだ」と述べている。
ワトソンは精彩を欠く2024年シーズンに、オープンになっているレシーバーを見逃したり、プレッシャーがそれほどかかっていない中でポケットから抜け出したり、複数の場面でボールを長く持ちすぎたりと、落ち着きのないパフォーマンスを見せている。
日曜日の試合でも、ワトソン率いるオフェンスは前半における8回のポゼッションのうち5回でスリーアンドアウトになり、結果としてハーフタイムを迎える時点で24対3もの差をつけられるなど、序盤から問題が表面化していた。第3クオーターの最初の攻撃で初めてレッドゾーンに到達したものの、そのドライブは短いフィールドゴールで終えている。第3クオーター終盤にはワトソンがサックされた際にボールを落としたことで、チームはさらに追い詰められた。
シーズン第5週を迎えるにあたり、相手に平均で357.0ヤード、25.5得点を許していたコマンダース守備陣を相手に、ブラウンズはわずか212ヤードしか稼げなかった。ブラウンズは2024年シーズンにまだ一度も20得点以上、あるいは300ヤード以上を獲得しておらず、2000年以降で、シーズン最初の5試合でそれを達成できていない6つ目のチームとなっている。
コマンダース戦でパス28回中15回を成功させて125ヤードを記録し、勝敗が決まっていた試合終盤にタッチダウン1回を決めたワトソンは、ブラウンズの低迷が続いている理由を明確に指摘できなかった。