【プレミア12】侍ジャパンがオーストラリアに13安打9得点で初戦快勝 井端監督「ドキドキしていた」
日本が大会連覇へ向けて好スタートを切った。侍ジャパンは13日、バンテリンドームで国際大会「第3回プレミア12」の1次リーグB組初戦を迎え、オーストラリアを相手に9―3で勝利を飾った。 侍打線は相手のミスにも助けられる形で小刻みに得点を重ね、4回までに5得点。投げては先発マウンドに立った侍初選出の井上(巨人)が6回に一発こそ浴びたものの5回0/3を74球、5安打2失点8奪三振と試合をつくった。 6回に入るとオーストラリア打線が猛反撃。9番・ボヤルスキーに中越えのソロ、4番・ウィングローブにバックスクリーンへの2ランと1イニング2被弾で2点差に詰め寄られ、ベンチの井端弘和監督(49)も思わず顔をしかめるなどやや重たい空気が漂った。 それでも7回に6番・牧(DeNA)が中前適時打を放って再び突き放し、8回には森下(阪神)、栗原(ソフトバンク)の連続タイムリーで9得点目。終わってみれば、13安打の猛爆を浴びせる完勝劇だった。 試合後の井端監督はグラウンドで勝利監督インタビューに応じ「非常にホッとしている。国際試合独特の緊張感で初回に入ってからもドキドキしていた。本当に選手たちはよく頑張ってくれた」と安どの表情。そして「得点も4イニング連続で得点していい流れで来たが、やはり力のあるオーストラリア打線に2本のホームランで追い上げられた。それでも選手たちを信じていた」とも振り返り、白い歯をのぞかせた。 中日でプロ入りした井端監督にとってバンテリンドームは、かつての古巣本拠地。それだけに「自分の野球生活をスタートした場所において初戦を迎えられてうれしい」とも述べ、感無量の表情も見せた。 14日には台湾へ渡り、15日の韓国戦(台北ドーム)をはじめ1次リーグB組4試合を戦う。指揮官は「一戦一戦、全力で戦う。またこれから台湾へ行って予選を通過して日本へ帰って来たい」と力強く宣言し、バンテリンドームのファンから万雷の拍手を浴びていた。
東スポWEB