大坂なおみ、決勝で負傷棄権 久々の優勝ならず
【AFP=時事】テニス、ASBクラシックは5日、女子シングルス決勝が行われ、大会第7シードの大坂なおみは腹部の負傷のため途中棄権を強いられ、1週間後に開幕する全豪オープンを前に痛手を負った。 【写真】負傷棄権し、目に涙を浮かべる大坂(その他全9枚) 3年ぶりのツアー決勝に臨んだ大坂は第5シードのクララ・タウソン(デンマーク)から第1セットを6-4で奪ったが、直後にトレーナーを呼び、そのまま棄権した。 第1セットでは強力なグラウンドストロークでウイナーを奪うなど、最後まで問題なくプレーしていた中、突然の棄権となった。 メディカルタイムアウト中は一連のストレッチを行い、トレーナーと話し合ってからタウソンに握手を求めた。 コートサイドで行われたインタビューでは棄権の詳細を明かさなかったが、ツアー側は「腹部の負傷のため」大坂が棄権したと発表した。 大坂は「こんなに美しい街に迎えてくれた皆さんに感謝したい。ここでプレーするのはとても楽しかったし、このような形で終わってしまって本当に申し訳ない」「私たちが見せたテニスを楽しんでいただけたらうれしい。ここにいられることに本当に感謝している」と語った。 四大大会(グランドスラム)通算4勝の大坂は2021年の全豪オープン以来となるタイトルを目指していた。第1子出産に伴う1年半の休養から1年前に復帰し、現在は世界ランキング57位につけている。 タウソンにとっては2021年以来のツアー通算3勝目となった。【翻訳編集】 AFPBB News