旧『FF14』で予言されていた第七霊災が訪れ、世界の破滅を迎えた。新生『FF14』のリローンチに向けてサービスを中断した日【今日は何の日?】
言わば旧『FF14』のエンディング いまから12年前の2012年(平成24年)11月11日は、旧『ファイナルファンタジーXIV』で世界の破滅“第七霊災”が訪れ、ひとつの時代が終焉を迎えた日。 【記事の画像(6枚)を見る】 『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)は、スクウェア・エニックスが運営するMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)。現在は世界に誇れるタイトルへと成長を遂げているが、新生前の“旧『FF14』”は大きな問題を多々抱えており、運営体制を一新したうえで再始動に向けてサービスを中断したのは有名な話だ。 すごかったのは現実でのサービス中断を、世界の破滅である第七霊災としてストーリーに組み込み、現行サービスの『新生エオルゼア』へとつなげていったところだろう。ゲーム内でも大規模なイベントとして描かれており、参加したプレイヤーは一生忘れられない体験になったのではないだろうか。ログイン画面でも世界の終わりまでのカウントダウンが表示されていたというから、なかなかに徹底している。 発端となったのは月の衛星“ダラガブ”がプレイヤーたちの冒険の舞台である“エオルゼア”へと接近しはじめたこと。最初は月の横に小さな衛星が見えているだけだったものが、アップデートごとに地球時間で約1年も掛けて徐々に大きくなり地表へと迫ってくるのだから恐ろしい。やがてダラガブは赤黒くおぞましい球体に変貌、最終的には落下直前といったレベルまで迫ってくるといった寸法だ。 地表では無数の敵がフィールドだけでなく街なかにも出現。プレイヤーたちは地獄絵図のような光景の中でただひたすらに、遮二無二戦うしかなかったようだ。筆者も旧『FF14』のプレイヤーだったのだが、仕事でイベントには参加できず。いまとなっては無理してでも参加すべきだったと後悔している。 そして、2012年11月11日午後5時に旧『FF14』のサービスが休止(※後にワールドの再稼働もあった模様)。衛星ダラガブの中から突如現れた古代の蛮神“バハムート”が放ったメガフレアによってエオルゼア全土が焼失し、これが後に第七霊災と呼ばれるようになったというわけだ。 このときのゲーム内での出来事が“時代の終焉”トレーラーとして公開されているのでチェックしてみるのもいいだろう。いわば旧『FF14』のエンディングムービーとも言える代物なので必見。 第七霊災には当然ながらまだまだ秘密があり、真実については現行の新生された『FF14』をプレイすることで明らかになる。気になる人は一度体験してみてはいかがだろうか。無料で遊べるフリートライアル版も存在し、現在はふたつ目の拡張パッケージ『紅蓮のリベレーター』の範囲(レベル70)まで、期間の制限なく無料でプレイできる。じつにRPG3作分のボリュームが無料となるので超お得。 写真は、2024年11月12日に公開予定の大型アップデート、パッチ7.1“未知との邂逅”。 こちらは『FF11』とのクロスオーバーコンテンツ、新アライアンスレイドシリーズ“エコーズ オブ ヴァナ・ディール”の第1弾“ジュノ:ザ・ファーストウォーク”。 また、第七霊災から『新生エオルゼア』までの空白を埋める短編集がゲームの1周年記念の際に公開されているので、これらを読めばより物語を深く知ることが可能だ。 さらに、大きなネタバレになるが、時代の終焉トレーラーにレイドコンテンツ“大迷宮バハムート:真成編”をクリアーした際に流れるムービーを加えた“Flames of Truth”という動画も存在する。ネタバレ上等であればこちらを見てしまうのもアリだ。