大谷翔平「すごく嬉しかった」バット投げ→雄たけび→ガッツポーズ “感情むき出し”3ラン含む2安打3打点で地区S初戦勝利に貢献
ドジャースの大谷翔平が現地時間10月5日(日本時間6日)、本拠地でのパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発出場。5打数2安打3打点の活躍でチームの勝利に貢献。ドジャースは7‐5で地区シリーズ初戦を制した。 【動画】ポストシーズン初アーチ!大谷翔平が感情あらわの“絶叫”3ランを放つ 大谷は0‐3で迎えた2回二死一・二塁の第2打席で、パドレス先発のディラン・シースからポストシーズン第1号となる同点3ランを放った。飛距離372フィート(約113.3メートル)、打球速度111.8マイル(約179.9キロ)、角度25度の一発を右翼席へ放り込むと、本塁打を確信してバットを放り投げ、雄たけびを上げるとガッツポーズも飛び出した。日本選手がポストシーズン初出場で初本塁打を打つのは初めての快挙だった。 大谷は試合後の『NHK』のインタビューで「初戦の入りはかたくなると思うので、3点とられていい形で早めに追いつくことができた。いい流れを持ってこれたんじゃないか」と話し、同点の3ランでは感情をむき出しにしたが「状況も状況でしたし、特にメジャーリーグの中でもトップクラスの素晴らしいピッチャーが相手だった。すごく嬉しかった」と振り返った。 3‐5で迎えた4回一死一・二塁の第3打席は中前打。これでマルチ安打を記録し、ドジャースはその後1点を返して4‐5。さらに二死満塁からテオスカー・ヘルナンデスの適時打で6‐5と逆転に成功。5回にも1点を加えて7‐5とリードを2点に広げた。 地区シリーズ初戦の先発を託されたのは山本由伸で、初回は一死二塁でマニー・マチャドに2ランを浴びるなど3点のリードを許した。2回は三者凡退に切って取ったが、3‐3で迎えた3回はザンダー・ボガーツの適時打で再び2点の勝ち越しを許してしまい、5安打5失点でマウンドを降りた。 大谷は自身初のポストシーズンで初戦からいきなり1本塁打を含む2安打3打点と結果を残した。大事な地区シリーズ初戦の勝利に貢献し「初戦取れたのはみんなで大いに喜ぶべきですし、明日にまたいい勢いをもっていきたい」と話した。 明日パドレスはダルビッシュ有が先発。「自分のいい打席を送りたい。それがいい結果に結びつくと思う。存分に楽しんでいきたい」と、日本人対決が注目されるが、自身のバットで連勝を呼び込む。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]