何個知ってる? 知っておきたい走行中のハンドサイン
危険を教えてくれる!?知っておきたいハンドサインとは
街中で見かける颯爽とバイクを乗りこなすライダーたち。時に、ライダーたちはハンドサインを送り合うことがあります。実際に、ハンドサインを送っている場面に出会った経験のある人も少なくないのではないでしょうか。 【画像】走行中のハンドサインを画像で見る(10枚)
ハンドサインとはその名の通り、手や指を使用し、相手や周囲に意思を伝えたい時に使われます。ライダー同士のコミュニケーションを取ること以外にも、トラブル時に事故を未然に防ぐために使用されることがあるため、身につけておくと安心です。 では、実際に使用されているハンドサインには、どのような種類があるのでしょうか。 そもそもハンドサインには法律で定められているものと、ライダー間のみで使用され、普及したものの2種類が存在しています。まず法律で規定されている合図については、以下の通りです。 ・左折をするときは、左腕を水平に伸ばす ・右折をするときは、左腕を垂直に上に曲げる ・徐行・停止するときは、腕を斜め下に伸ばす これらは法律上「合図における手信号」として定められているため、認識しておく必要があります。 また、これをみて「右折の時は右手で合図をおこなうのではないか?」と疑問に思う人もいるかもしれません。しかしバイクは右手でアクセルを操作するため、合図は左手でおこなわれることが多いようです。
そしてライダーがよく使用しているハンドサインとして、「ウインカーの消し忘れを教える」合図が挙げられます。これは、手をウインカーの高さでグーとパーを繰り返すことで相手に伝えるというもの。 ハンドルと連動しており自動でウインカーを戻してくれるクルマとは異なり、バイクはハンドルとウインカーが連動していません。そのためライダーは、ウインカーの消し忘れに気づきにくい状況になってしまうというわけです。 しかしウインカーの消し忘れは「合図制限違反」が適用される可能性があるだけでなく、周囲の車両を巻き込んだ事故につながる危険性もあります。自身の身を守るためにも、合図を覚えておくと安心です。 その他にも、手のひらを下に向けて手を上下させることで、「速度を落とす」ことを伝える合図もあります。 ちなみにこの合図は、対向車から送られることもあるようです。この場合、進行方向に落下物があったり、事故が発生していたりなど、何かしらのトラブルが発生しているかもしれません。合図を送られたら速度を落とし、安全に注意して先に進みましょう。