【陸上】開幕目前! パリ五輪陸上代表55人をチェック!! 最多の出身県は?
大阪府、埼玉県出身が5人 奈良県の高校から初の五輪代表
選手たちの出身地を都道府県別に見ると、大阪府と埼玉県が最多5人で並ぶ。 大阪府は坂井、同20km競歩・濱西諒(サンベルクス)、女子100mハードル・田中佑美(富士通)、同走幅跳・秦澄美鈴(住友電工)、同三段跳・森本の5人。 埼玉県からは佐藤拳、男子3000m障害・青木涼真(Honda)、同走幅跳・橋岡優輝(富士通)、同マラソン・小山直城(Honda)、女子競歩・岡田がエントリーしている。 次いで東京都、静岡県、愛知県、兵庫県、福岡県が4人、広島県から3人となっている。 出身高別では城西高(東京/サニブラウン、中島)、宇治山田商高(三重/上山、川端魁人)、浜松日体高(静岡/太田智樹、池田向希)、洛南高(京都/三浦龍司、桐生祥秀)、豊橋南高(愛知/小川大輝、吉津拓歩)、西脇工高(兵庫/田中希実、後藤夢)、北九州市立高(福岡/藤井菜々子、柳井)と7校から2人の代表選手を輩出。田中と後藤は同級生がそろって日の丸をつける。 また、男子100mの東田は奈良県の一条高出身。奈良県は47都道府県のなかで唯一、県内の高校出身の五輪選手がいなかったが、初の代表選手となった。 出身、在籍大学別では東洋大の7人が最多。以下4人の早大、3人の順大、明大、福岡大と続く。
インターハイ優勝経験者は17人
代表選手の中学、高校時代の実績を見てみると、55人中17人がインターハイでの優勝経験を持つ。女子20km競歩の3人はいずれもインターハイチャンピオン。女子100mハードルの福部真子(日本建設工業)は3連覇、田中佑美(富士通)は2連覇と連続優勝を達成したという共通点がある。 リレーを含めて入賞経験者まで広げると、38人が該当。逆にインターハイを経験していない五輪選手は5名のみ。だが、その5人も全員が地区大会まで駒を進めている。 また、中学では全国大会で実施される種目が少なかったり、高校から陸上を始めた選手も多いため、全中優勝経験者は4人。男子10000mの太田智樹(トヨタ自動車)、同4×100mリレーの栁田大輝(東洋大)、女子1500m、5000mの田中希実(New Balance)、同100mハードルの福部と、中学時代から世代のトップを走ってきた選手ばかり。樺沢和佳奈(三井住友海上)もジュニア五輪、全中駅伝の優勝を経験している。 日本陸上界や地元の期待を背負って戦う代表選手たち。熱い戦いがいよいよ幕を開ける。
月陸編集部