サクランボは丸ごと食べると危険? 一日の適正量や種に注意すべき理由を栄養士が解説
サクランボを食べる際の注意点とは
サクランボを食べすぎると、ソルビトールの過剰摂取で下痢になる可能性があります。また、サクランボに限らず、フルーツは水分が多いため、食べすぎると下痢などの腹痛を起こすことも否定できません。栄養があるからといって食べすぎは逆効果です。どんな食べ物でも適量を心がけましょう。 アレルギーを引き起こすこともあります。食べたあとに口の中の腫れや皮膚に発疹などが生じた場合は、サクランボアレルギーの可能性もありますので、必要に応じて医療機関を受診しましょう。 また、サクランボの種を砕くなどして食べないでください。サクランボはバラ科の植物のため、種には生の青梅でもよく知られているアミグダリンと呼ばれる成分が含まれています。胃腸で加水分解されることで毒性の強いシアン化水素が発生し、それらを多量に摂取すると中毒症状を起こすことがあるので注意が必要です。 小さなお子さんが食べる場合は、誤嚥の危険もあります。家庭ではサクランボの種を必ず取り、小さくカットするなどの安全対策をして旬の味を楽しんでください。
Hint-Pot編集部