“再建”のキーマンに? 中日、今季要注目の戦力(2)覚醒したスラッガーだが
球団史上初となる2年連続セントラル・リーグ最下位に沈むなど、低迷したシーズンが続いている中日ドラゴンズ。2024年はチームを再建し、Aクラス入りを目指すシーズンとなる。上位浮上には現有戦力のさらなる飛躍や、新加入選手の活躍が欠かせないだろう。ここでは、今季における中日のキーマンとなり得る選手を紹介したい。
細川成也
・投打:右投右打 ・身長/体重:179cm/98kg ・生年月日:1998年8月4日 ・経歴:明秀学園日立高 ・ドラフト:2016年ドラフト5位 新天地で迎えた2023年は覚醒を遂げ、自己最多の24本塁打を放った細川成也。2024年も主軸打者として活躍が期待されるが、真価を問われるシーズンとなりそうだ。 2016年ドラフト5位で横浜DeNAベイスターズに入団。高卒1年目には一軍デビューから2試合連続本塁打を放つなど、大器の片鱗をのぞかせた。 しかし、その後は苦しんでレギュラーは掴めず。2022年オフに初開催となった現役ドラフトで中日ドラゴンズに移籍となった。 昨季は春季キャンプで猛アピールを見せ、開幕一軍メンバーに抜擢。開幕後は代打起用がメインだったが、5月には月間MVPを受賞するなど打撃が開眼。そのまま主軸打者として打線を牽引した。 シーズン後半はやや状態を落としたが、最終的に140試合出場で打率.253、24本塁打、78打点の好成績を残した。 活躍した翌年に成績を落とすケースも少なくないだけに、今季は前年を上回る数字を記録し、クリーンアップの座を不動のものとできるか、大きな注目が集まる。
ベースボールチャンネル編集部