【富裕層】資産1億円超の富裕層は日本に約148万世帯も!なぜ富裕層は増え続けるのか
日本で富裕層が増え続ける理由
日本では年々富裕層が増えていますが、その理由のひとつに日本の経済成長が挙げられます。 失われた30年と表現されることもありますが、一方で2024年2月には日経平均株価がバブル期を超え、過去最高額に達しました。 銀行預金だけを利用するのではなく、株式などの金融商品を保有していた人の中には、資産が順調に増えた人もいるでしょう。 そのほかにも、「相続や贈与」による影響も大きいです。 三井住友トラスト・資産のミライ研究所が実施した「相続資産の規模と形態について」によると、「相続を受けたことがある」と回答した人の相続資産規模は以下のとおりでした(リリース公開日:2022年11月16日)。 ・20~29歳:906万円 ・30~39歳:2628万円 ・40~49歳:1677万円 ・50~59歳:2850万円 ・60~69歳:2463万円 ・平均:2346万円 もちろん、過去でも同様に相続は行われてきました。しかし少子化の影響で一人っ子が増えたことにより、資産が分残されずひとりで相続するというケースもめずらしくありません。 昔に比べ、本人の意図しないかたちで富裕層の仲間入りを果たす人もいると考えられるでしょう。 同調査では、「株式」や「債券」「投資信託」などの金融商品を相続している人も多いことがわかります。 前述のとおり、日本の経済成長で好影響を受けた人は、結果として資産が大幅に増えたケースもあるでしょう。 ここからは、筆者が考える「富裕層に学ぶお金との向き合い方」を紹介します。
富裕層に学ぶお金との向き合い方
資産の増やし方といってもいろいろな方法がありますが、今回は2つ紹介します。 1つ目は「貯蓄額を固定する」ことです。シンプルな方法ですが、実際にやってみるのは意外と難しくもあります。 有名な貯蓄法に「先取り貯蓄」があります。お金を使う前に、あらかじめ決めた金額を先に貯蓄として確保しておく方法です。 これにより、お金の使い過ぎや固定費の把握などたくさんのメリットがあります。 また、給料が増えたら貯蓄額も比例して増やしていくことで、将来にわたって有効的に貯めていくことができるでしょう。 2つ目は「資産運用を取り入れる」ことです。よく「お金に働いてもらう」という言い方もされますが、現在の日本は低金利であることから「預金」だけではお金を増やしていくことは困難です。 そこで、資産運用を取り入れ効率よく増やしていくことも、選択肢のひとつだといえます。 しかし資産運用は預金とは違って、基本的に元本の保証がなくリスクを伴うものです。 安易に話題の運用方法だけを取り入れるのではなく自分のリスク許容度にあった最適な運用を活用し、上手にリスクと付き合っていくことが大切です。