【巨人】「震災で被害を受けているところに力を」泉圭輔が移籍後初勝利で地元・石川への思いを語る
◆JERA セ・リーグ 巨人9―4広島(12日・東京ドーム) ソフトバンクから巨人に移籍の泉圭輔投手が12日、広島戦で移籍後初登板で初勝利を挙げた。「今日初めて投げて、ジャイアンツの一員になれたのかなって。まだまだだと思うのでこっから信頼を勝ち取るために頑張りたいなと思います」と語った。 2―4の6回に登板。先頭の坂倉に死球を与えたが、続く田中、田村を連続三振。最後は宇草を遊ゴロに打ち取った。すぐさま6回裏に味方が7点の大量得点で移籍後初勝利をつかんだ。 石川・金沢出身の右腕は年末年始の帰省中に「令和6年能登半島地震」に被災した。自身も避難所生活を経験。移籍後初勝利は地元の人々に元気を与えたに違いない。「僕も経験した人間としてわかることもありますし、そういった方々に自分の活躍で何か少しでもいい影響を与えられたらな、と思う。今年は僕の目標はそこだけなので、チームや自分個人の問題もありますけど、一番は震災で地元が被害を受けてるところに自分がいかに力を与えられるか。そこを今年は頑張っていきたいと思います」と改めて決意を語った。
報知新聞社