小籔千豊、松本人志の“収入がなくなる”の真意を分析「野球選手の年俸と一緒で」
「僕らにはない特別な感情」と自身とも比較
お笑い芸人の小籔千豊が27日、金曜レギュラーを務めるカンテレ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。番組は25日に公開された、芸能記者・中西正男氏による活動休止中のダウンタウン・松本人志のインタビューで、「収入がなくなる」という現実を明かしたことについて取り上げた。松本は週刊文春の記事を巡り、発行元の文芸春秋などに5億5000万円の損害賠償と訂正記事を求めた訴訟で、11月8日に訴えを取り下げた。裁判に注力するとして、1月に芸能活動を休止した。 【写真】「奇跡」「これは凄い!」と反響…大物タレント&ダウンタウン豪華3ショット MCの青木源太アナウンサーが松本について「訴えを取り下げたリアルな理由として、こんなことを話しています。『収入がなくなるんですよね』という話で」と振り、進行のカンテレ・橋本和花子アナが、“ギャラの明細の数字がおそらくアルバイトの学生よりも少なく、プライドをへし折られた”などと語っていると紹介した。 小籔は「この感覚は、たぶんここ(トップ)ぐらいまでいかれる“覇者”しかわからんことじゃないかなというか。お金はたぶん、一生何もせんと自由にできはるぐらい、僕が働き続けたって追いつけないぐらいお持ちじゃないかと僕は想像するので」と完全に理解できる人は少ないと推測した。 その上で「“収入がなくなる”っていうのでいうと、僕らは家族居るから、日銭がいると。家賃がいる。やけど、この人の“プライド”というところで言うと、長く明細にある程度の金額があったことが当たり前でずっとおって、それが芸人として成功している。野球選手の年俸と一緒で、お金が欲しいんじゃない、評価が欲しいみたいな部分で、(高い)評価をずっと受け続けてきた人が、なくなってしまうことが“芸人として否定されてるような気がした”みたいなことをおっしゃってるんやと思うんですけど」と分析。 「僕は漫才師から新喜劇行く間、3か月無職になって。そこからアルバイトしてとかっていうのを考えてるんで、松本さんほど給料がなくなったおきのプライドとかはないし。えげつないぐらい少ない時もあるんで、そのときはプライドとか思わないというか。ここら辺の上の方(のランク)までいかな、この感覚は僕らにはない特別な感情かなと思いますね」と自身を振り返り、「口に出す(って)いうことは、よっぽどへこんだんやと思います」と予想した。 出演した中西氏は「“わかってた話やけど、実際そうなったら思うたんや”っていうことは強調してましたね」と取材当時の松本について明かした。小籔は「“オレがこんだけしか振り込まれてないってことは、もう芸人じゃないんじゃないか”とか“松本人志としてどうなんだ”みたいなことなんでしょうね」と見解を示した。
ENCOUNT編集部