トップアスリートとの共同開発が未来のLifeWearを創る スウェーデン協業で機能性もサステナビリティも大きく前進
ユニクロは、スウェーデンオリンピック・パラリンピック委員会の協力のもと、スウェーデンのトップアスリート「ユニクロ チーム スウェーデン」と共同開発した「UNIQLO × SWEDEN ATHLETE COLLECTION」(ユニクロ×スウェーデンアスリートコレクション)を6月3日に発売した。コンセプトは「The High-Performance Simplicity of LifeWear (研ぎ澄まされた機能美)」だ。
「ユニクロ チーム スウェーデン」は2024年パリオリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、大会出場予定選手を含む8人(オリンピック6人、パラリンピック2人)と、元パラリンピック選手1名の計9人で構成。トップアスリートの知見を生かして、選手団が着用するウェアや、一般向けに発売する「UNIQLO × SWEDEN ATHLETE COLLECTION」を共同開発した。
人気スポーツのアイテムを快適な日常着としてピックアップ、ゴルフ由来、テニス&バドミントン由来のアイテムも登場
今回発売するのは8型で、ウィメンズの①「ドライEX UVカットハーフジップTシャツ」(長袖、2990円)、②「ドライEX フレンチスリーブTシャツ」(1990円)、③「ウルトラストレッチドライスコート」(3990円)、メンズの④「ドライEX UVカットハーフジップTシャツ」(長袖、2990円)、⑤「ドライEX クルーネックTシャツ」(1990円)、⑥「ウルトラストレッチドライジャケット」(4990円)、⑦「ウルトラストレッチドライパンツ」(3990円)、⑧「ウルトラストレッチドライショーツ」(2990円)となっている。全アイテム2色展開で、メンズの「ウルトラストレッチドライジャケット」「ウルトラストレッチドライパンツ」、「ウルトラストレッチドライショーツ」はユニセックスで着用できる。
絞り込まれたミニマルなコレクションとしたのは、ユニクロ本体の商品群とバッティングしないためでもあり、伝えたい情報がわかりやすく際立ち、伝わりやすくするためでもある。ちなみに公式ウェアでも提供アイテムを絞り込むことで提供数量を約20%削減し、温室効果ガス削減にもつなげているという。 また、スポーツシーンの中で拡大の潮流をとらえることにもチャレンジしている。たとえば、メンズのドライEXを使った長袖・襟付きのハーフジップのトップスのデザインは、スウェーデン代表選手団に提供するゴルフウェアと、世の中のニーズから発想したものだ。ユニクロの商品本部でグローバルMD部部長を務める小森田真也氏はこんなふうに説明する。 「今、世界的にゴルフウェアのニーズが高まっています。アダム・スコット選手の要望から作り始めてアップデートを繰り返してきた『感動パンツ』はオンにもオフにも好まれるアイテムに育っているという実績もあります。ゴルフで着られる方のニーズから作ったアイテムを、プレイ用にも日常着としても提案できればと思っています」 ユニクロには少しめずらしい、ウィメンズのスコートにも注目だ。このスコートは、スウェーデン代表選手団に提供予定のテニスとバドミントンのウェアから生まれた。 「テニス人気も高まっていますが、これまでユニクロではフェデラー氏や錦織選手などへのユニフォーム提供や共同開発商品を展開してきましたが、女子向けのものはあまりありませんでした。また、今、全米で一番盛り上がりとても伸びているスポーツにピックルボールがあります。スポーツでスコートを着用する人口が増え、日常的なスタンダードになっているのであれば、そこにフィットした服を提供するというのがLifeWearのコンセプトを実現することにもつながります」