【ふたご座流星群 まもなく始まる】 観察のポイント&撮影のコツ【スマホで流星を撮るには】
■まもなくはじまる 「ふたご座流星群」 「ふたご座流星群」がまもなく始まります。毎年ほぼ一定して多くの流れ星が見られ、極大期には1時間あたり60個と予想される三大流星群のひとつです。一晩中観測できるチャンスがあって、流星出現期間は12月4日(水)~、極大期は12月14日(土)未明と予想されています。 【写真を見る】【ふたご座流星群 まもなく始まる】 観察のポイント&撮影のコツ【スマホで流星を撮るには】 ■ふたご座流星群を見よう 放射点がある「ふたご座」を見つけましょう。 1)まず「オリオン座」を探します(”3つ並ぶ星”が目印)。その左側に「ふたご座」があります。 2)「冬の大三角」も目印になります(ペテルギウス・プロキオン・シリウス)の左側です。 3)放射点を中心に空全体を見ましょう。放射点が分からなくても気にすることはありません。 ■観察の注意点&撮影のコツ 冬場ですので防寒対策、そしてトイレの対策は必要ですが、それ以外では・・・。 1)目を暗がりに慣らすために最低15分は粘りましょう。 2)イスや寝袋などを準備すると便利です。 3)写真を撮る方は、絞りは開放、ISO1600~3200、シャッタースピードを15秒~30秒ぐらいに設定しましょう。スマートフォンのカメラでもマニュアルモードで撮影できる機種もあります。 ■スマートフォンで流星を撮影するときは・・・ 1)『三脚とホルダー』を使って手ブレを防ぎましょう。 2)『動画で撮影する』。電池の減りが早いので『充電済み』で『モバイルバッテリー』を準備し、『スマホ内の空き容量』を確保しておきましょう。 3)iPhoneでもアンドロイドでも『星空撮影用のアプリ』が各種あります。有料のものもありますが、専用のアプリで好みのものを探しておくといいでしょう。 ■ふたご座流星群ギャラリー MBC南日本放送の気象予報士『亀田晃一』が過去に撮影した冬の「ふたご座流星群」は画像で掲載しています。 まずは、標高550mの高さにある、鹿児島県鹿屋市輝北天球館から撮影した1枚です。天球館の背景に夜空が広がり、一筋の流れ星が写っています。 また、桜島とふたご座流星群を撮影した鹿児島ならではの1枚もあります。流れ星が多い時期、各地の名スポットと流れ星の共演も狙ってみたいところです。様々な設定で好みの星の写り具合や色味を探してみてください。
オリオン座は星座の中でも分かりやすいので、流れ星との共演は狙いやすいかもしれません。 『ふたご座流星群』が見えるようになるまで、あと2週間近くあります。観察や撮影しようと考えている方は、準備をしておきましょう。
南日本放送