【オリックス】中嶋聡監督「こんなこといつまで続けているんだ」 4連敗で4位転落に指揮官が嘆く〝負の量産〟
◆パ・リーグ オリックス0-3日本ハム(3日・京セラドーム大阪) オリックス・中嶋聡監督(55)のトーンが変わった。「こんなこといつまで続けているんだ、って話ですので」。今季ワーストの4連敗で4位転落。金曜日の試合は5戦5敗で、厳しい言葉は打線に向いた。完封負けは両リーグ最多の7。ここ6試合で4度目と、喜べない量産ぶりだ。 3点を先行された初回は1死一、二塁で開幕2戦目以来の4番に入った頓宮が遊ゴロ併殺。2、3回は3者凡退に終わった。4回の攻撃前には円陣を組み、指揮官自ら「ムキにならずに、遊び感覚も必要」と助言。相手の変則右腕・鈴木攻略へ知恵を絞ったが、沈黙を破ることはできなかった。 6回からは3イニング連続で得点圏に走者を送ったが、8回1死一、二塁も頓宮が二直に倒れ、飛び出した二走・福田もタッチアウトになった。中嶋監督は「点差を考えたら、絶対にダブルプレーなんてありえないこと」と、上半身のコンディション不良から4試合ぶりに復帰した1番打者の走塁にも言及。1安打1四球と仕事をしたが「いくつになったんや? 何年目や? という話ですよね」と冗談を交え、7年目に的確な状況判断を求めた。 この日からの3連戦は、子どもたちが主役の「オリっこデー」。球団名や帽子ロゴがカタカナになった特別ユニホームを着用し、選手名表記も個々が考案したニックネームに変わった。黒星スタートに中嶋監督は、「それでいいゲームができなかったら、もう上がり目がなくなってくる」と奮起を期待。ゴールデンウィーク、本拠地に集う3万人超のファンが、流れの変わる一勝を待っている。(長田 亨)
報知新聞社