シシド・カフカ、開発に携わった新楽器「ハグドラム」を初披露「すごい可能性を秘めた楽器」
ドラマーで女優のシシド・カフカが11日、都内で年齢・性別・運動神経に関わらず、だれもが楽しめる新スポーツ「ゆるスポーツ」の祭典「ゆるスポーツランド2024」の開会式に出席した。 シシドはオープニングセレモニーとして、自らが開発に携わった、誰でも楽しめる楽器「ハグドラム」を初披露し、会場を音楽で盛り上げた。シシドは「同じリズムを共有できるのが楽しい。感覚を共にしながら、新しい楽器でセッションするのが本当に楽しかったです」と笑顔だった。 新楽器の開発経緯に関しては「『どうしたら、耳が不自由でも一緒に音を共有できるか』『楽器として触れてもらうためにはどうしたらいいのか』を意識した。すごい可能性を秘めた楽器。色々な方とセッションしていきたい。今後、別の障害を持った方も演奏できる楽器を作る話があれば是非とも参加したい」と意気込んだ。 「ハグドラム」は、聴覚に障がいがある人の「音楽を楽しみたい」という声をもとに生まれた楽器。手のひらで打面を叩いた音を、光と振動で感じられるドラムだ。打面の中心は低音、縁を叩くと高音が出て、光を放つ。胴体の2か所に振動するスピーカーがあり、脇腹に触れる内側からは自分の叩いた音が、腕に触れる外側からは合奏者の音が振動として再現され、耳に障害のある人でもリズムを刻める。
報知新聞社