<はばたけ!兵庫の翼>’21センバツ選手紹介/7 東播磨 島津知貴選手/神戸国際大付 夜久彪真選手 /兵庫
◆東播磨 ◇鍵を握るチーム最速の足 島津知貴選手(2年) チーム一の俊足。15メートル走で瞬時に加速する筋力を養う。「もっと速く」と、50メートル走5秒台を目指している。課題は盗塁。紅白戦でスタートの見極めや失敗を恐れない精神力の鍛錬に励む。 「東播磨ならきちんと野球ができて、進学もできる」と、中学2年の夏に軟式野球部を退部。高校受験に専念した結果、いま甲子園への切符をつかんだ。 秋の近畿大会1回戦。貴重な得点機会に内野ゴロで先制点をもぎ取った。相手はプロ注目の好投手。練習の積み重ねが生きたプレーだった。福村順一監督は「甲子園でもキーマンになる」と期待する。外野手として、守備範囲の広さも自慢だ。打者のスイングから球の落下位置を予測するよう努めている。 目標は「安打、二塁打、三塁打を打つ」。応援してくれる友人たちに「恥ずかしくない試合を見せたい」と前を向く。 ……………………………………………………… (1)169センチ・60キロ(2)右投げ、左打ち(3)加古川・平岡中(4)映画鑑賞(5)ラーメン/ゴーヤー ……………………………………………………………………………………………………… ◆神戸国際大付 ◇「七転八起」悔しさバネに 夜久彪真選手(2年) 軟式の社会人野球でプレーしていた父の影響で野球を始めた。 秋の県大会では3ラン本塁打で勝利に貢献するなど8試合に出場し、19打数7安打7打点と活躍した。 好きな言葉は「七転八起」。練習試合で結果を残せず、秋の地区大会はベンチ入りできなかった。打撃練習をする選手の補助役となり、悔しさをかみ締めながら投球マシンにボールを入れた。 体幹を鍛えウエートトレーニングで体作りに励み、県大会からベンチ入りを果たした。「何があっても諦めずにやり続ける」と話す努力家で、寮ではチームメートを笑わせるムードメーカーでもある。 左投手が苦手だが、センバツ1回戦で対戦する北海(北海道)の左腕エースを想定した練習に取り組んでおり「初球を確実に打ち返したい」と意気込んでいる。 ……………………………………………………… (1)182センチ・82キロ(2)右投げ、左打ち(3)朝来・梁瀬中(4)映画・音楽鑑賞(5)オムライス/ごぼう ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長・体重(2)投・打(3)出身中学(4)趣味(5)食べ物の好き/嫌い 〔但馬版〕