なぜ空いてる筒に入らない…ウツボの謎行動「ザ日本人」と話題に 「廃校水族館」X投稿に3万いいね
とある水族館で展示されているウツボの不思議な行動をとらえた画像が、「まるで日本の縮図」「THE 日本人」と話題になっています。ウツボの心理を聞きました。 【画像】話題のナゾ行動がこちら。ウツボ、なぜ空いている筒に入らないのだ…
「THE日本人」
話題になっているのは、高知県室戸市にある「むろと廃校水族館」(@murosui_kochi)がXに投稿した画像です。 《なぜ、空いてる筒に入らないのだ。》 画像には、水槽の中に設置された透明のパイプが3本。うち1本には大きなウツボが3~4匹、ぎゅうぎゅう詰めの状態になって、パイプから頭を出しています。 しかし、傍らにある2本のパイプは空っぽです。 この投稿には、「日本の縮図ですね。狭い都市部に住みたがる」「都会人あるある」「THE日本人」といったコメントや、「孤立してると狙われやすいから?」「さみしがりやなのかな」とウツボの心理が気になる人もいて、3万超のいいねがつきました。
「海のギャング」ではなくて
むろと廃校水族館の学芸員、千原周さんに話を聞きました。 ウツボたちは、同館の2階にある専用水槽で飼育されています。 画像にあった透明のパイプは、ウツボたちの「隠れ家」だそうです。「海では穴場や岩場などの隙間にいて、天敵から狙われないように隠れて生活しています」 ウツボというと「海のギャング」や、悪い海の魔女の手先など、凶暴なイメージでしたが、隠れて生活しているなんてちょっと意外です。 「実はおとなしいんです。こちらからちょっかいを出さなければ、かんでくることもあまりないです」
子どもたちに人気
なぜ、話題になった「ぎゅうぎゅう詰め」状態になったのでしょうか。 千原さんによると、ウツボはもともと「体に何かが触れている方が安心」という性格。そのため、パイプに入るのを好むのですが、「普段は1~2匹程度で、分散しています。1カ所に集まるのは珍しかったので、写真に撮りました」。 おとなしくて、くっつきたがりのウツボたち。 同館では、特に子どもたちに人気があるそうです。