コカインを飲み込んで密輸容疑 ブラジル人2人逮捕 繭玉状にして「100個以上飲んだ」
繭玉状にしたコカインを飲み込んで航空機で密輸しようとしたとして、警視庁薬物銃器対策課などは麻薬取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで、ともにブラジル国籍のカルロス・アウベルト・アウメイダ・デ・オリベイラ・ネット容疑者(23)とジャイルソン・アンジョス・ドス・サントス容疑者(26)を逮捕した。 逮捕容疑は、いずれも12月下旬、それぞれ別の日に繭玉状にしたコカインをラップのようなものに包んで飲み込み、ブラジルのサンパウロから航空機に乗り、フランスのパリで乗り換えて羽田空港に到着し、密輸しようとしたとしている。薬銃課によると、容疑者の一人は「女友達から仕事を紹介されて飲まされた。100個以上飲んだ」と供述しているという。 密輸量がアウメイダ・デ・オリベイラ・ネット容疑者が165個、計約1・32キロ(末端価格計3300万円相当)で、アンジョス・ドス・サントス容疑者が75個、計約700グラム(同計1750万円相当)に上るとみて調べている。 薬銃課は、同様の手口でブラジルからの密輸が増えているとして、国際犯罪組織が関与している可能性も視野に関連を調べている。