髙木三四郎が蝶野正洋とのWリング復帰に含み? DDTと蝶野のコラボイベント「STFプロジェクト」が9・1茨城・大洗で始動!
蝶野「50越したら2週間前のことは忘れてるから。武藤敬司なんて引退したこと忘れてるから」
DDTプロレスリングと蝶野正洋が8月23日、東京・渋谷区のAbemaTowersで記者会見を行い、防災の日となる9月1日に茨城・大洗港区第4埠頭で開催されるコラボイベント「STF(Safety Task Force)プロジェクト」の第1弾に向けて意気込みを語った。 【動画】蝶野「髙木君は変なことしないもんね?去年東京ドームで試合させられたりして会社的に信用できないけど、大丈夫?」 かねて蝶野はAED救命救急、地域防災の啓発活動を行ってきたが、それにDDTが共鳴し、コラボイベントを実施することになったのは発表済み。今回は8月30日から9月1日まで、大洗港区第4埠頭で「茨城インターナショナル・フィッシング・フェスティバル」が開催され、その最終日に“メインイベント”として「STFプロジェクト」が行われる。イベント開始は午前10時半からで、プロレス教室やプロレスのリングアナウンサー、レフェリー体験、DDT選手による試合と蝶野の地域防災サミットが実施される。 蝶野は「救命と防災の啓発活動をやってまして、プロレスを一緒にということで。救命・防災に関心はあるけど、なかなか広がらない。茨城大使、大洗町のオフィシャルアンバサダーを務めてまして。2016年から防災サミット消防・警察・自衛隊とやってまして、今回は髙木(三四郎)君に任せます。橋本(真也)選手が早く亡くなったり、三沢(光晴)社長の事故があったりで、2010年から活動を始めました。AEDの啓発活動を東京消防庁と一緒にやってたんですけど、翌年に東日本大震災。茨城が大きい被害があったんですけど、大洗では津波による死亡者がいなかったと。町の復興ということで後れを取ってた。忘れ去られてるということで協力するようになったのがきっかけでした。被災、復興のきっかけから、防災に各行政が力を入れて、そこがなかなか伝わらないと。各地域、各企業取り組んでるんですけど、だったらお手伝いしますと。消防団に呼ばれたんで、応援団ということで、自分が客寄せパンダになりますので、人を集める、プロレスを通じて防災の必要性を広めていく活動をやってます。キーワードは自助。自分の身は自分で守る。そこで初めて公助ができる。自分の名前を使って、自治体、企業でやっております。発信の仕方はSNSとか、亡くなった(アントニオ)猪木さん、長州(力)さん、藤波(辰爾)さんといった方々に協力してもらって。現役の選手、団体に声掛けはできてなくて、OB系の連係で。今回DDT、CF(CyberFight)副社長の髙木さんが協力してくれる。もう少し多くの人に関心をもってもらいたい。この時期は熱中症だったり、豪雨、台風、地震、自然災害に対して警戒しなきゃいけない。正しい情報を取ってくださいよ、備えてくださいというのが地域防災。それぞれが正しい知識をもって、正しい防災に備える。そこにプロレスの楽しさ、そういったものと一緒に組んで、全国的に必要とされてる、手伝ってくれないかという声が多いんで。プロレスを通して、啓発活動を目指していきたい」と意欲を見せた。 髙木は「9月1日は防災の日ということで、こういった活動が行われるのは喜ばしいと思ってます。DDTとしても行政の方々と組んでのイベントプロレスとかを、福島の楢葉町とかでやってますんで、得意としてるところでありますんで。一般の方に楽しんでもらいながら、救命・防災を学んでもらう目的に掲げられれば。リングアナ体験とかいろんなものを用意してますし、プロレス教室でもいろんな取り組みができないかなと。プロレス教室中に地震が起こったと想定して行ったり、そういったこともこういう機会ならでは。ふだんとは違うような形で行えれば。試合も2試合開催予定なので、身近に感じながら楽しんで救命・防災を体感してもらえればと思います」と意欲を見せた。 この「STFプロジェクト」が普及し、盛んになっていった場合、髙木は「DDTの地方大会に蝶野さんにお越しいただいて、防災活動なども紹介できればなと思ったりしています」とスケールアップする考えも披露。 現在、2人ともプロレスは休養中だが、報道陣から「間近で試合を見て血が騒いだり、リングに登場したりすることはないか?」と問われ、蝶野が「髙木君は何で休養してるの?俺はもう年だから」と振ると、髙木は「数値がよくなくて…。7月21日の両国大会で休養したばかりなんで」と回答。すると蝶野は「50越したら2週間前のことは忘れてるから。武藤敬司なんて引退したこと忘れてるから」と周囲を笑わせた。髙木は「適宜いろいろ進めて行ければと。蝶野さんも僕も休養から戻って、何かできればなと思います」と、同イベントでの将来的なダブルリング復帰に含みをもたせた。 〈写真提供:DDTプロレスリング〉
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