さらば偉大なる“トト”…磐田がスキラッチ氏を偲ぶ追悼活動を実施「彼がジュビロに残してくださったものは…」 | Jリーグ
【国内サッカー 最新ニュース】ジュビロ磐田は9月25日、同月18日に結腸癌で亡くなった(享年59歳)元イタリア代表FWサルヴァトーレ・スキラッチ氏を偲ぶ追悼活動の実施を報告した。 磐田が、9月21日に行われた明治安田J1リーグ第31節・アビスパ福岡戦にて、スキラッチ氏を偲ぶ追悼活動を実施した。 イタリア・パレルモ出身のスキラッチ氏は、ユヴェントスやインテルなどで活躍した名FW。母国イタリアで開催された1990 FIFAワールドカップでは6得点をマークして得点王に輝き、ゴールデンボール賞(MVP)も獲得。イタリア代表の3位入賞に大きく貢献した。1994年4月には磐田へと入団。ワールドカップ得点王のスキラッチ氏が来日するという事実に、当時磐田のみならずJリーグファンがわき上がった。磐田では公式戦通算93試合に出場して65ゴールを記録。磐田退団後の1997年に現役を引退した。 晩年は結腸癌を患っていたスキラッチ氏は、9月18日の朝に入院していたパレルモの病院で逝去。59歳の若さだった。 磐田のクラブ公式サイトは「9月21日(土)アビスパ福岡戦~遠鉄グループマッチ~におきまして、サルヴァトーレ・スキラッチ氏を偲ぶ追悼活動を実施いたしました。多くの皆様にご参列いただき、心より感謝申し上げます」と報告。“トト”の愛称で親しまれたスキラッチ氏を想うファンが大勢参列したことを伝えた。 また、同サイトは「試合前には、スキラッチ氏を追悼する特別映像を放映し、そのご功績を共に称えました。続いて、両チームとご来場いただいた皆様と共に黙とうを捧げ、スキラッチ氏のご冥福をお祈りいたしました。この大切な時間を皆様と共有できたことを、大変嬉しく思っております」と福岡戦のセレモニーについても言及。次のように故人を偲んだ。 「スキラッチ氏は1994年から1997年まで当クラブに在籍し、1990 FIFAワールドカップ イタリア大会得点王としても知られ、その高い技術と情熱は今もなお多くの人々に愛されています。彼がジュビロに残してくださったものは、私たちの心に永遠に生き続けることでしょう」