甘くてシャキシャキ 「次郎柿」が収穫期 収量は例年より半減 宮崎
角張った実や甘くシャキシャキとした食感が特徴の特産「次郎柿」が、宮崎県延岡市北方町で収穫期を迎えた。柿園では生産者らが、鮮やかな朱色の実を木の枝から丁寧に摘み取っている。収穫は11月下旬ごろまで続く。 【写真まとめ】「良い味に」刀根早生柿の出荷最盛期 JAなどによると、市果樹振興協議会柿分科会の10戸が5.5ヘクタールで、早生(わせ)の「前川次郎柿」や「普通次郎柿」を栽培している。今季は長雨や高温、害虫の影響が響き、収量は例年より5割以上減る見込みという。 同市北方町蔵田の松原美幸さん(73)、洋子さん(72)夫妻は柿園約1ヘクタールで約400本を栽培。直径10センチ前後の柿がたわわに実り、パート従業員の手伝いももらい、収穫や選別に汗を流していた。 次郎柿は地元の道の駅「北方よっちみろ屋」のほか、市内のJA直売所「ふるさと市場」などで販売されている。【重春次男】