毎年恒例のマカオ特別行政区政府本部一般公開日発表…10月26・27日
マカオの秋の恒例イベントとなるマカオ特別行政区政府總部(本部)の一般公開について、今年(2023年)は10月21日(土)及び22日(日)の2日間にわたって実施されることが発表となった。 政府本部はマカオ政府の中枢施設のひとつ。かつてポルトガル統治時代にマカオ総督府だった場所で、現在はマカオ行政長官や政府高官がVIPとの会談などの際に利用する1849年に建てられた歴史的建造物「禮賓樓」、2つの事務棟、補助部門棟の計4つの建物と庭園で構成される。今回の一般公開の対象は例年通り禮賓樓の一部と庭園部を予定している。 館内の装飾や調度品のほか、庭園部でのフラワー展も見どころとなる。今年は中華人民共和国の建国75周年とマカオ返還25周年をテーマに、20品種以上の花が展示される。また、会場では警察銀楽隊及び演芸学院の学生による音楽、舞踏パフォーマンスも上演予定。
両日とも一般公開時間は現地時間の午前9時から午後6時までで、入場無料。ペット、雨傘、飲食物の持ち込みと自撮り棒の使用は不可となる。入場者には記念品が贈呈されるが、数に限りがあるためなくなり次第終了とのこと。一般公開イベントの詳細はマカオ政府の特設サイト(https://openday.dsasg.gov.mo/)で確認することができる。 政府本部は通常フェンス越しに外観を見ることしかできないことから、内部を参観できる貴重な機会としてマカオ市民及び観光客の間で人気の高いイベントとなっており、時間帯によっては行列になることもある。