「漢気トーナメント」出場の髙橋亮が「優勝して大雅を振り向かせる」と宣戦布告【RISE177】
「RISE177」(4月21日、東京・後楽園ホール)の前日計量が4月20日、都内で開催された。急きょ開催となった「漢気トーナメント」に出場する4選手はそろって規定体重をクリアした。 今大会では当初、王者・中野椋太(誠至会)に稲井良弥(TARGET)が挑戦する「RISEウェルター級(-67.5kg)タイトルマッチ」が行われる予定だったのだが、稲井が左裂孔原性網膜剥離によりドクターストップで欠場となったためタイトル戦は中止に。それに伴い、勝次(TEAM TEPPEN/WKBA世界スーパーライト級王者、第7代新日本キックボクシング協会ライト級王者)vs 岩郷泰成(EX ARES/同級7位)と髙橋亮(TRIANGLE/第8代NKBバンタム級王者、第16代NKBフェザー級王者)vs パヌワット・TGT(タイ/TARGET/PPTV 60kg王者)のスーパーフェザー級の2試合を準決勝としたワンデイトーナメントを開催することとなった。
先だって行われた会見ではトーナメントの優勝者には賞金100万円とビッグマッチへの出場権が与えられることが発表されたのだが、この日の会見でRISEの伊藤隆代表は「明日の優勝者は“初代漢気王”という形になる。賞金とビッグマッチへの参戦決定。もう一つ後楽園ホールでの強豪外国人との対戦もプラスアルファとして追加したい。その理由は、来年に向けて60kg前半でワールドシリーズを開催したいと思っている。その予選として参戦していただきたいと思っている」と「初代漢気王」の称号と世界トーナメント参戦に向けての予選への出場を約束した。 準決勝第1試合に出場する岩郷は「明日は急きょトーナメントになって、優勝候補が普通に優勝するだけのトーナメントだったら面白くないんで俺が荒らしたろうかなと思っているんで、楽しみにしていてください」と腕を撫す。対戦相手の勝次については「僕がプロデビューした時からメインでやってた選手。オーラがあるかと思ったがそんなことはなく。色が黒いくらい」とさらり。そして「明日は自分の殻をとりあえず破る。試合で行き切れてないところがあるので、明日は殻を破って一から倒しに行く」と“対戦相手より自分”の姿勢を見せた。