「つばさの党」逮捕されても立候補! 1400万人の都民が悲鳴! 東京"大炎上"都知事選がやってくる!!
ほかにはどんな出馬予定者がいるのだろうか。 「後藤輝樹氏(社会貢献党)は、多くの選挙に出ている人物です。目的は社会貢献。かつて取材した際には『後藤輝樹が出るなら俺も出てみよう、後藤輝樹に任せるくらいなら俺がやる、と思う人が出てきてほしい』とも語っていました。選挙期間中に限らずゴミ拾いなどをしています。 AIメイヤー氏(AI党)は、人間が政治家になると悪いことをするかもしれないということで、行政の判断をすべてAIに任せようという主張を持っている人です。ただ、『政見放送にAIは持ち込めないのでどうするのか』という疑問が残っています。 竹本秀之氏は、先物取引などで儲けたお金で2019年以降、複数回選挙に出ています。『消費税廃止』『日本のアメリカの情報支配からの脱却』などを訴えています。 前回の都知事選では、自分のホームページが不当に消されたことも訴えていました。また、都庁の前で自分が作った曲をギターで演奏しながら、政治について話していました。 山口節生氏は、これまで25回以上の選挙に出ています。今回も出馬表明して『東京都民に1日ひとり2000キロカロリーの食糧票を配る』『江戸城を再建する』という主張をしています。 ただ、最近は出馬表明記者会見で自分の政策を伝えて、それが報道されると告示日当日に届け出をしないということが何回かありました。 うつみさとる氏、大和ゆきお氏、木宮みつき氏は、今度の都知事選が初めての選挙になると思います」 ■立候補者は過去最多!? 選挙がゲームになっている 前回の22人を超えて、過去最多の立候補者が出ると予想されている今回の都知事選。前都知事の舛添要一氏はどうみているのか。 「まず、政権政党である自民党が、首都のトップを決める選挙に候補者を立てないというのはおかしな話です。これは裏金問題が尾を引いていて、4月の参院補選で全敗したことが影響しています。だから、候補者が乱立状態になっているんです。 一方で現職の小池百合子都知事も告示日まで1ヵ月を切ったのに何も言わないのはおかしい。任期末期になると『次も出ます』『次は出ませんが、後継者はこの人です』というのが普通です。それが言えないのは、学歴詐称疑惑があるからです。 今回出馬したら『カイロ大学卒』と書くのか書かないのか。書いたら告発する人が出てくるし、書かなければ、なぜ書かないのかという意見が出てくる。だから、簡単には手を挙げられない。自民党が『大学の問題はもう不問にするから私たちと組んで出てくれ』と言うのを待っているんではないでしょうか。 そういう政治に対する不信感というか絶望感があるから、今、選挙はめちゃくちゃになっています。つばさの党やNHK党は基本的には金儲けです。 また、任期途中で市長を辞めて都知事選に立候補するのは、知名度を上げるための出世欲。東京を良くしたいというより、ネットに面白い画像を上げればいいというゲーム感覚になっているのではないでしょうか。これでは、選挙の意義がなくなっています。都知事選はかなりひどい状態です。 では、どうすればいいのか。ポスター掲示場の枠を売るなら、掲示場をやめればいい。選挙公報もあるし、スマートフォンで候補者を見られるようにすればいいでしょう。街頭演説や選挙カーもなくしていい。そうすれば追いかけ回すこともできなくなる。そもそも、あれはうるさいです。 代わりにテレビやネットで政策討論会をすればいい。ネットを中心にした選挙に移行する。そろそろそういうことを考える時期にきているのではないでしょうか」