『はたらく細胞』永野芽郁×佐藤健、細胞を擬人化した異色コミックを実写映画化
Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね【第1223回】 シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。 【写真13枚】『はたらく細胞』永野芽郁×佐藤健、細胞を擬人化した異色コミックを実写映画化 ほか 今回は、大ヒット公開中の『はたらく細胞』と、12月27日公開の『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』をご紹介します。
『はたらく細胞』独創的でユニークな映像体験に、ワクワクが止まらない!
細胞を擬人化するというユニークな設定で大きな話題を呼んだ人気同名コミックを、まさかの実写映画化。 直接見ることは出来ない体内世界を舞台に活躍するのは、映画史上最小の登場人物。すなわち、細胞。人々の命を守るために奮闘する彼らの戦いが、壮大なスケールで描かれています。
『はたらく細胞』のあらすじ
人間の体内に存在する細胞の数は、なんと37兆個。酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球をはじめ、無数の細胞たちが私たちの健康を守るために、日夜を問わず全力ではたらいている。 高校生の漆崎日胡は、父親・茂との2人暮らし。健康的な生活を送る日胡の体内では、細胞たちは生き生きと楽しそうにお仕事中。一方、不摂生を繰り返す茂の体内にいる細胞たちは、ブラックな労働環境に疲れ果てている様子。 どこにでもいるような仲良し親子だったが、細胞のレベルでみてみると、その体内環境には雲泥の差があった。しかし、体内への侵入を狙う病原体たちが動き出して……。
『はたらく細胞』のみどころ
ダブル主演を務めたのは、永野芽郁と佐藤健。 赤い髪と帽子がトレードマーク。夢と希望を胸に、立派な赤血球になるために奮闘する赤血球役を、キュートに演じる永野芽郁。そして、顔も髪も真っ白。外部から体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除する白血球役を、キレッキレのアクションで体現する佐藤健。“細胞”という前代未聞のキャラクターを、持ち前の演技力と華で演じ切りました。 また山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、マイカ・ピュ、深田恭子、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、Fukase(SEKAI NO OWARI)など豪華すぎる面々が、個性豊かな細胞たちを好演。 さらに本作では、「はたらく細胞」シリーズでは初めて、生活環境が大きく異なる親子の姿を通じて、“人間の世界”もクローズアップ。 阿部サダヲと芦田愛菜が、ドラマ「マルモのおきて」のスペシャル版以来、10年ぶりに父娘役で共演を果たしていることにも注目です。