『オクラ』に前田旺志郎、橋本じゅんら出演へ 反町隆史出演『ビーチボーイズ』再放送も
10月8日よりフジテレビ系で放送がスタートする、反町隆史と杉野遥亮がW主演を務める火曜ドラマ『オクラ~迷宮入り事件捜査~』の追加キャストとして、前田旺志郎、有澤樟太郎、三浦獠太、青木さやか、橋本じゅん、宇梶剛士の出演が発表された。 【写真】有澤樟太郎、三浦獠太らのソロカット 本作は、実質“お蔵入り”してしまった未解決事件を追う部署、通称“オクラ”に属する刑事たちが難事件に挑む姿を、昭和と令和のジェネレーションギャップバディを中心に描くヒューマンミステリー。人情に厚く“捜査は足で稼ぐ”がモットーの昭和刑事・飛鷹千寿(反町隆史)と、クールでタイパ重視の省エネな令和刑事・不破利己(杉野遥亮)が、捜査の進んでいなかった風化寸前の事件を解決していく。 宇梶、橋本、青木、前田の4名が演じるのは、主人公バディが所属する捜査一課特命捜査情報管理室、通称“オクラ”のメンバー。 反町とは『未成年』(1995年/TBS系)や映画『GTO』(1999年)などで共演歴があり、杉野とは初共演となる宇梶が演じるのは、定年間際の老刑事・鷲沢泰造。昔は名刑事として活躍していたが、現在は3分しか稼働できない。部署内では、ほぼ寝ているか寝ぼけているという役どころだ。 橋本が演じる幾多学は、特命捜査情報管理室室長を務める刑事。物腰の柔らかい室長という肩書ではあるが、度重なるギャンブルが原因でオクラに異動してきたギャンブル狂いだ。 今作で反町、杉野ともに初共演を果たす青木は、元公安部ながら現在はオクラに属する牧原祈里役に。毎日定時になると帰宅する主婦刑事だが、元公安のため警視庁職員の個人情報を調べることが得意。不可解な異動でオクラにやってきた利己の過去を洗いざらい調べようとしている。 前田は、サイバー犯罪対策課で活躍していたハッカー・吉岡雷を演じる。天才的なハッキング技術を武器に活躍していたが、庁内のあるサーバーへ忍び込んだことでオクラ行きになってしまった。ゲームが大好きという役どころだ。 今作でフジ連ドラ初出演を果たす有澤が演じるのは、警視庁捜査一課・志熊亨。花形部署の捜査一課に属する刑事で利己の同期。有能と評されていた利己をライバル視しているが、現在はオクラに異動となった利己を見下している。ことあるごとに上司の加勢と共に、オクラへ冷やかしにやってくる。 三浦演じる阿澄玄人は、スポーツバーの店長。元々は警官だったが、現在は野球が好きな千寿が足しげく通うスポーツバーで働いている。強行犯係時代の千寿を知っているようで……。 また、反町と竹野内豊が共演し、社会現象にもなったフジテレビの連続ドラマ『ビーチボーイズ』(1997年)の再放送が決定。10月1日から10月9日にかけて、平日お昼に放送中の“ハッピーアワー枠”(第1部 13:50~14:48、第2部 14:48~15:45)で全12話が放送される。 宇梶剛士(鷲沢泰造役)コメント 今作の出演が決まった際の心境 単なる大人の刑事ドラマではなく、物語の根底には激しい情熱が渦巻く重厚感ある作品に自分も全力でついていきたいと思っています。反町さんとは久々の共演になりますが、初めて出会った当時から変わらない大人の俳優としての輝きを放つ反町さん、そして初共演となる杉野さんの間近で演技ができることがすごく楽しみです。 台本を読んでみての感想、自身の役について印象 自分が演じる鷲沢も過去に何かを抱えている人物。長く生きてしまった分、張り詰めていた糸が切れてしまったのか…寝てばかりいます。糸が切れてしまっているとはいえ、何かのタイミングでまたつながってくるのかなと思いつつ、過去に何か抱えている人物なんだなと考えながら寝ていたいと思います。隙あらば、オヤジギャグなんかも差し込んでみたいですね(笑)。オクラメンバーには個性派な皆さんがそろいましたので、実際に撮影が始まって呼吸が合わさり、(オクラ部署)全体で一つの生き物のように見えたとき、このドラマがより魅力的になっていくのかなと思っています。この作品は、(事件の風化によって)置き去りにされた人の悔しさや想(おも)いに寄り添った物語。一見派手に見えるシーンもあるかもしれませんが、物語の底流には人の気持ちをどう具現化するのかということが丁寧に描かれています。激しい情念のようなものを抱えている人物たちに、みなさんも共感していただけたらうれしいです。 橋本じゅん(幾多学役)コメント 今作の出演が決まった際の心境 大好きな刑事ドラマ、そして脚本が『桜の塔』(2021年、テレビ朝日系)でますます唸(うな)らせていただいた武藤将吾さん!! ただで終わるワケがない、終われるハズがないスリリングな現場を本当にワクワクと楽しみにしています!反町さんはじめ、僕が室長を演じる情報管理室メンバーの皆さんは何かしらお仕事をご一緒した皆さんでそれがなおさらにうれしいです。杉野君に至っては実はつい最近共演させていただいたばかりですし(笑)。メンバーの皆さんと集まれる日を待っています。 台本を読んでみての感想、自身の役について印象 台本の中に出てくる人物は何かしら過去を背負いながら今を並走したり、ぶつかり交錯しながら事件解決へそれぞれが突っ走ります。その方向や行き先が果たして同じなのか、否か…? ストーリーの奥行きが気になってどうなって行くのだろう? と、ページをめくるスピードが上がりました。ヒトクセもフタクセもある新しい刑事ドラマ誕生のウネリの楽しさを皆様と同じくリアルタイムで共有できるに違いないと思いました。 青木さやか(牧原祈里役)コメント 今作の出演が決まった際の心境 オクラの世界に、3ヶ月間入らせてもらえることがとてもうれしく、ドラマのことばかり考える日々です。反町さん。なにしろすてきですよね。いちファンとしてバシバシと悪を退治してほしい。杉野さんはじめ、魅力的なオクラチームの皆さんと共に、力を合わせて、力をお借りして、全力で頑張ります。 台本を読んでみての感想、自身の役について印象 『オクラ』というタイトルから、コメディーなのだろうか? と勝手に想像していましたが、お蔵入り事件の“オクラ”ということでして、コメディーではありませんでした。現実でも、遺(のこ)された人にとって解決していない事件はきっと数多くあります。 台本を読み進めると、遺された家族や親しい人の思いに触れて苦しくなったり、本当の意味での正義とは一体なんだろう、と考えています。勧善懲悪してほしい、しかしなぜこんな展開に? 大変面白く、台本を読み進めるのが楽しみであり、今後の展開が心配でもあります。 わたしが演じるのは牧原祈里という40代半ばの一児の母であり、ベテラン刑事。強く頼り甲斐があり人脈があり情報通。ちょっとやそっとのことでは動じない丹田(たんでん)が鍛えられていそうな人が浮かびます。どう近づけていけるのか、祈里さんてどんな感じかな、と楽しみながら想像しています。 前田旺志郎(吉岡雷役)コメント 今作の出演が決まった際の心境 個性溢(あふ)れるメンバーが集まった刑事ドラマになりそうですごくワクワクしました。また、オクラメンバーでは最年少ですが、何度も共演している橋本じゅんさんがいることの安心感がすごいです。じゅんさんがいるなら大丈夫と思えます。主演の反町さん、杉野さん含む他のオクラメンバーは今回初めましてな方がほとんどですが、皆さんと一緒にオクラならではのグルーヴ感を生み出していけたらと思っております。 台本を読んでみての感想、自身の役について印象 オリジナルストーリーということもあって、本当に先の展開がまだまだわからないのですが、脚本を読んでいると作品の世界観にどんどんのめり込んでしまいました。この先どうなるのかめちゃくちゃ気になってしまって、早く新しい話を読みたくなっています。映像になるともっともっとそれが伝わるんだろうなと、今から興奮気味です。僕もいち視聴者としても早く『オクラ』を見てみたいなと思っております。僕の役はユーモアに溢(あふ)れたハッカーで、とても可愛(かわい)げのあるすてきなキャラクターだなという風に感じました。 有澤樟太郎(志熊亨役)コメント 今作の出演が決まった際の心境 初めての刑事ドラマの出演ということで、とてもうれしいのと同時にドキドキしています。寝る前などに、相関図を眺めてはニヤニヤしている自分もいます。今回の現場は、僕にとって初めて尽くしです。憧れの大先輩・反町隆史さんとの共演、そして、錚々(そうそう)たるキャストの皆さんのオーラに負けないように、しっかり準備していきたいです。 台本を読んでみての感想、自身の役について印象 台本を読んでいると、刑事ドラマの醍醐味(だいごみ)である怒涛(どとう)の展開もあるので“早く次が読みたい!”と夢中になっています。自分が演じる志熊亨は、杉野さん演じる不破利己の元同僚で、出世欲が強いまさにキャリア組のエリート。花形の捜査一課の役を演じるのはとても光栄です。役作りに精一杯こだわって楽しみたいと思います。よろしくお願いします! 三浦獠太(阿澄玄人役)コメント 今作の出演が決まった際の心境 反町隆史さんと杉野遥亮さんのダブル主演と聞いて、“なんだその面白そうな組み合わせは!”とシンプルに視聴者目線で楽しみな作品になりそうだなというのが最初の印象です。 その後に、このお二方の中に自分が入ってどのようなプラス材料になれるかな、という不安とワクワクが生まれました。現場の皆さんから色々な刺激を受けながら、しっかり自分の存在感も残していけたらいいなと思っています!! 台本を読んでみての感想、自身の役について印象 この物語がどのような結末に向かっていくのか先が予想できなくて、本を読むのがとても楽しかったです!! 僕の役は、元刑事でスポーツバーの店員という異色の立場でこの物語に関わっていくのですが、元刑事ということもありオクラメンバーに加わりたいなぁという気持ちを抑えながら、オクラメンバーとはまた違った空気感でこの物語に良いスパイスを加えられたらいいなと思っています!
リアルサウンド編集部