新米の出来上々 JA松本ハイランド、わせ種「つきあかり」検査
JA松本ハイランドは30日、長野県松本市岡田伊深の女鳥羽ライスセンターで、わせ品種の米「つきあかり」の品質検査を行った。気温の高い日が続いたことで品質の低下が懸念されたが、昨年に比べ胴割れも少なく出来は上々だった。 岡田地区で刈り取られた新米のうち約5トンを検査した。農産物検査員が30キロの米袋一つ一つから試料を抽出し、成熟割合や水分などを確認した。胴割れ米はほぼ0%、未熟粒などを除いた整粒の割合は約73%で、基準値70%以上の一等だった。同JA米穀課の萩原理夫課長代理は「胴割れが少なくて良かった」と話していた。 つきあかりは、令和元年に県産地品種銘柄に登録され、同JA管内は約49ヘクタールで栽培されている。9月10日以降に管内の直売所に玄米が並び、9月末までに約230トンの出荷を計画している。