【イベントレポート】「雨の中の慾情」成田凌らが台湾で舞台挨拶、森田剛はおじさんの差し入れにほっこり
台湾現地時間11月11日に第44回台北金馬映画祭で上映された映画「雨の中の慾情」。このたび、キャストの成田凌、中村映里子、森田剛、李杏が参加した記者会見と舞台挨拶のレポートが到着した。 【動画】「雨の中の慾情」第44回台北金馬映画祭フォトコールの様子 つげ義春のマンガを「岬の兄妹」「さがす」の片山慎三が映画化した本作では、売れないマンガ家の義男、艶めかしい魅力をたたえる離婚したばかりの女性・福子、自称小説家の伊守が激しい性愛で交わっていく奇妙な共同生活が描かれる。成田が義男、中村が福子、森田が伊守を演じている。 台湾の嘉義市で撮影が行われた本作。30以上もの台湾メディアが取材に駆けつけた会見で、成田は「映画の世界とマッチした素晴らしい場所でした。嘉義の空気感のおかげで、自然と映画の世界に入りこむことができ、義男というキャラクターを作り上げることができました」と振り返る。中村は「台湾人のスタッフが多く参加してくれたのですが、各部署を超えてよく働いてくれましたし、台湾の人たちの人柄のよさが大変だった撮影の助けになりました。撮影以外でも町やお店で会う人たちも優しい人ばかりで素敵な国だと感じました」続けた。 400席のチケットが約1分で完売するほど注目を集めた舞台挨拶では、観客とのQ&Aを実施。成田は、冒頭のシーンについて「つげ義春さんの原作をリスペクトして、バス停のシーンはあえてマンガ的に少し大胆にコミカルに演じました」と明かす。また台湾での思い出を尋ねられた森田は「ご近所に住んでいるおじさんが、差し入れにスープが入った鍋をバイクで持ってきてくれまして。僕もこういう人間になりたいと思いました」と、ほっこりするエピソードを語った。 「雨の中の慾情」は、11月29日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。本作に出演した松浦祐也が音声ガイド / ナレーターを担当したバリアフリー上映もある。 (c)2024 「雨の中の慾情」製作委員会