阪神近本選手、故郷の児童と交流 甲子園球場に招待 「夢応援プロジェクト」兵庫県と共催
プロ野球阪神の近本光司選手（２９）＝兵庫県淡路市出身＝が２９日、離島支援のために今春設立した一般社団法人「ＬＩＮＫ ＵＰ（リンクアップ）」（神戸市中央区）の活動の一環として、淡路島の小学生８人と甲子園球場（西宮市）で交流した。 【写真】島の形を手でつくる淡路島ポーズを取り、阪神の近本光司選手（前列中央）と記念撮影する児童たち 「夢応援プロジェクト」と題し、兵庫県と共催した。当初は８月末の実施を計画し、自主トレーニングを行う沖永良部島（鹿児島県）の児童も参加する予定だったが、台風１０号の影響で中止。代替企画として、まず故郷の児童を招いた。 交流会では質問に答え、サイン入りのユニホームを贈った。パティシエを目指す女児が、お菓子作りに励んでいても気乗りしない日があると明かすと、近本選手は「やらないといけないことは、まずやってみて。そのうちに楽しさが見つかり、面倒くささを上回ってくる」と伝えた。 淡路市立志筑小５年の男子児童（１０）は「同じ出身地の誇りです」と話し、同小５年の別の男子児童（１１）は「僕もプロジェクトを開ける人になりたい」と刺激を受けていた。 子どもたちに島外の世界を知って視野を広げてもらおうと、この日は近本選手の母校関西学院大や大阪（伊丹）空港の見学もあり、夜は阪神とＤｅＮＡの試合を観戦した。（有島弘記）
