過激ファンの暴走を誰も止められないのか ラッパー界イット・ガールたちの“ファンダム”エピソード
アーティストやセレブを「推す」ことが一般に広く定着した現代、ファンダムのパワーは絶大だ。ただ、一部ファンはときに過激化。驚愕のエピソードを「エル デジタル」の人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesがチェック! 【写真】ニッキー・ミナージュの超大胆ファッション30連発
ニッキー・ミナージュとミーガン・ザ・スタリオン。時代を彩るイット・ガールたちのビーフに乗っかった暴走ファンが墓荒らしを試みたというから、心穏やかじゃない。
ニッキーとミーガンはそもそも良好な関係だった?
ニッキーといえば、2019年にミーガンの「Hot Girl Summer」でコラボした関係。インスタライブで初めて顔合わせをした二人が意気投合し、コラボすることを決定したのだ。IGライブでミーガンは「8年生のころからBarbz(*ニッキーのファンの名称)のひとりだった」と激白し、セクシーすぎるミュージック・ビデオ撮影もスムーズに進行。ビルボードHOT100で11位に輝いていた当時、二人は互いに「素晴らしいラッパー」と褒め称えあっていた。
またコラボの翌年には、大学に復学したミーガンをニッキーが称賛していた。「女性は単なるベビーママ以上の存在なのよ。目標を定めて自分自身を向上させ、自立することによって実力を証明し続けることができる。ミーガンは、女性が人生を楽しむと同時に賢くなれるという完璧な見本だわ」とベタ褒め。カーディBやレミー・マーをはじめとする多くのアーティストに喧嘩を打ってきたニッキーとは思えないリスペクトぶりだったので、本当に意気投合したと思われていたのだが……。
両者の関係が変化したのは2020年夏、コラボによるもの?
2020年夏にミーガンがニッキーの天敵、カーディBと「WAP」でコラボしたあたりから不穏な空気が流れ始めた。この曲がなんと、ビルボードHOT100では女性ラッパー初の1位を記録したこともニッキーのご機嫌を損ねたのかもしれない。まず2021年1月にニッキーがミーガンのインスタのフォローを外し、その4ヶ月後にリリースした「Seeing Green」でアルコールに依存している女性をディス。実はニッキーは2022年のポッドキャスト「Queens Radio」で妊娠している可能性があった時期にミーガンから飲酒や中絶を勧められたと暴露していて(ミーガンはTwitter(現X)で完全否定)、3年前から一方的なビーフが勃発していたようだ。