過激ファンの暴走を誰も止められないのか ラッパー界イット・ガールたちの“ファンダム”エピソード
ホリーさんの墓地の住所を突き止めた人物は明らかになっていないが、Barbzのひとりである可能性が高い。またBarbzらしき人物が最近、ロバート・マラージ氏(ニッキーの父親)の墓地の場所が報復のためにSNSで共有されていると主張している。なんと、マラージ氏の墓地の住所を探り当てたのは、Bardi Gang(カーディBのファンダム)だという。つまりニッキーとミーガンのビーフは、Bardi GangとBarbz、そしてHotties(ミーガンのファンダム)の間で緊張を高める結果となったのだ。
"推し"のためならなんだって許されるわけがない
それにしても“推し”のためなら墓荒らしも厭わないメンタリティは理解に苦しむ。もちろん熱愛するアーティストのためになると信じ込んで、いわば正義を追求しようとしているのだろうが、墓地の冒涜が違法行為なのは間違いない。ここは是非とも踏みとどまって欲しいもの。
アーティストのビーフに端を発するファン同士の緊張は、インターネット界だけにとどまらず、現実社会で危険な状況を生み出す可能性があると認識すべきだろう。サッカー界で問題視されているファンの暴動は、いい例だ。そして銃の所持が違法ではないアメリカでは、ファン同士の喧嘩や小競り合いが銃撃事件に発展してもおかしくはない可能性もある。アーティストのビーフに賛同する場合は、少しだけ冷静になるのが正解なのだ。