ニューヨーク人情酒場 東欧系スーパーひしめくエリア”Greenpoint”が今アツい! 生ハムよりも安くてウマい!?謎ハムの正体とは
一見華やかな大都会、ニューヨークでの暮らし。しかし、生活にはお金がかかる! 生活を維持するために多くの移民が働く場所、それは飲食店。
単身やってきたニューヨークで飛び込んだ先は大衆酒場。愉快な同僚と寿司との出会い、そして別れ。 仕事って、生活って、幸せってなんだろう?そんなことを考えながら寿司を巻く日々のこと。
Greenpointでハムを買う
最近、生活用品の買い物は仕事場のあるGreenpointで済ませています。何せ安いし、Greenpointでしか買えないものがとても多いため。ポーランド系アメリカ人のコミュニティとして知られていて、特に最近ホットな街です。 東欧のお菓子には当たり外れも多いけれど、その分見たことがないようなものを試す楽しさがあります。そして、記事でも紹介したように一番おすすめなのは加工肉(ハムやソーセージ)です。カウンターに行って、係の人に肉塊をスライスしてもらう方法がポピュラーです。 アメリカで売っているパッケージの生ハムは高い上においしくもないのですが、Greenpointで買う肉屋の生ハムは感動するほどおいしいのでぜひ試してみてください! 買い方については、重量買いになるのですが、0.25lb(ポンド)で約二人分。二人分が欲しい場合、店員さんに”Can I have a quarter pound of 〇〇(ハムの名称) sliced please?”(キャナイ・ハブ・ア・クオーター・パウンド・オブ・〇〇・スライスド・プリーズ)と言えばOK。最初は戸惑うけど、慣れたらこれ以外のハムが食べられなくなりますよ! ちなみに私が好きなのはPoledwica Lososiowa(ポレドヴィカ・ロゾシオワで合っている のか?)で、これはスモークされた豚のハムという意味らしいです。言えるかよ!
ホセとの出会い
みんなの弟ポジション、ホセは本当に可愛らしい21歳の男の子。粗野で口も悪いルイスと真逆のキャラクターかと思いきや、やっぱり親族なのもあってヤンチャな一面もあり、そこもまた可愛かったです。 アメリカのOmakaseは店員さんやお客さんとのコミュニケーションが楽しみで来る人も多いのですが、私はこのコミュニケーションが大の苦手!しかし、ホセはお客さんからも大人気で、ルイス曰く「ホセがシフトに入っている時の方がお客さんたちはチップをはずむ」ということでした。 アメリカのレストランではチップ制度があり、戸惑う人も多いですが、飲食店で働く人の給与は基本の時給にチップが上乗せされるため、これは労働者にとってはとても大切な制度なのです。レストランに行って素晴らしいサーバーに出会ったら、チップを多めに払うと喜ばれますよ!
作者:ヤマモトレミ 89年生まれ。福岡県出身。2017年、勤めていた会社の転勤でニューヨークに移住。仕事の傍ら、趣味でインスタグラムを中心に漫画を描いて発表していたところ、思った以上に楽しくなってしまい、2021年に脱サラし本格的に漫画家としての活動を開始。2022年にアメリカで起業し個人事業主になりました。アメリカで食っていくために寿司をやっていくことを決意し、週4ブルックリンで寿司をつくっています。
ヤマモトレミ