『Eye Love You』で心に胸キュンを補給! 二階堂ふみの“変化していく表情”にも注目
『恋はつづくよどこまでも』、『プロミス・シンデレラ』、『マイ・セカンド・アオハル』……これまで私たちに多くの“キュン”を運んでくれたTBS火曜ドラマ。 【写真】『Eye Love You』胸キュン場面写真(複数あり) 1月23日から同枠で放送がスタートする『Eye Love You』は、そんな恋愛ドラマの歴史に新たな1ページを刻み込む名作になる。制作発表会見後に行われた「第1話完成披露試写会」に参加してそう思った。 本作は、チョコレートショップ「Dolce & Chocolat.」の若き社長・本宮侑里(二階堂ふみ)が主人公の物語。目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持っている彼女は、これまで恋愛を諦めてきた。そんなとき、年下の韓国人留学生でデリバリー配達員のユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)と出会う。彼は日本語を話すが、心の声は韓国語で本当の想いが理解できない。それは、侑里にとって初めての経験だった。やがて、もどかしい恋が動き出して……。 「ファンタジック・ラブストーリー」と銘打たれている本作は、TBS火曜ドラマ枠らしく、キュンポイントがたくさんある。まさにファンタジー=幻想の世界へと連れ去ってくれて、恋愛ドラマ好きは、笑顔で「おいおいおい……!」と反応してしまうシーンがたくさんあるし、久しくラブストーリーを観ていない人も、キュンを全身に浴びることで『Eye Love You』の沼にハマっていくことだろう。 第1話では、特に侑里のキュートさに魅了された。食べることが大好きで、お腹が空くと不機嫌になってしまう彼女。美味しそうに食事をしているシーンは必見で、“飯テロ”もとい“ふみテロ”としてネットでも話題になるに違いない。 そして、第1話の始まりと終わりでは違って見える、彼女の甘美な表情にも注目していただきたい。もちろん、仕事熱心で自らのやるべきことと向き合う侑里もとても魅力的なのだが、テオと出会うことで、また違った表情が見られるのはうれしい。キュルキュルと変わる彼女の“煌めいた顔”は、もう額縁に入れて飾っておきたいレベルである。 この他にも、慈愛に満ちた眼差しで侑里を見つめるテオを、快活に演じるジョンヒョプ(すでに多くの人に見つかっているけど、彼に心を奪われる人が急増するはず!)、侑里とテオの身長が30cm差というキュンポイント、ストレートなテオに翻弄される侑里と、語りたいところはたくさんある! ●二階堂ふみが視聴者に与えてくれる“感情移入できるスペース” ……そうして第1話を観終えたあと、改めて「二階堂ふみってエグくないか?」との結論に至った。本作は、人の心の声が聞こえてしまう主人公とあって、リアリティーのある話ではない。でも、その設定をすんなりと受け入れて、侑里とテオのやりとりにとろけている自分がいた。他の要因もあるだろうが、違和感なく物語を堪能できたのは、彼女の存在も大きい。 二階堂は、10代の頃から注目を浴びていて、これまで数多くの映画賞を受賞。2023年に出演したドラマ『VIVANT』(TBS系)は、社会現象を巻き起こした。 そんな彼女の出演作を観るたびに思うのは、“感情を引き出される”感覚に陥るということだ。今回、第1話から「主人公目線」となって侑里と伴走できたのは、役と向き合い、親和性を高めて作品に取り組んだ二階堂のおかげである。侑里が笑顔になると嬉しいし、お腹が空いて不機嫌になるとかわいくて笑ってしまう。彼女が落ち込むと、悲しい気持ちにだってなる。今後は「この気持ちはなんだ?」と名前をつけられない想いを抱えることだってあるだろう。 いつだって二階堂は、視聴者が感情移入できるスペースを与えて、私たちを物語の世界にトリップさせてくれるーー。 視聴者の満足度と幸福度を同時に上げてくれる俳優・二階堂ふみ。今期は、彼女が演じる侑里とテオのラブストーリーで、キュンを補給していくことに決めた。
浜瀬将樹