<解説>「無職転生」 3つのターニングポイント 新章「転移迷宮編」はどうなる?
小説投稿サイト「小説家になろう」で人気のライトノベルが原作のテレビアニメ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」の第2期「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」が、5月26日放送の第19話「砂漠の旅」で新章「転移迷宮編」に突入する。第18話「ターニングポイント3」では、タイトルの通りに主人公・ルーデウスはターニングポイントを迎えた。同作で“ターニングポイント”がタイトルとなるのは3度目。これまでの“ターニングポイント”を解説する。 【写真】“神回”と話題の「ターニングポイント2」 鳥肌! 神作画!!
◇フィットア領転移事件 幸せだった日々が突如終わる
「無職転生」は、34歳無職の男性が死んでしまうが、剣と魔法の異世界で生まれ変わり、前世での知能と後悔を生かし、新たな人生が動き始める……というストーリー。“なろう系”ラノベのパイオニアとされる人気作。テレビアニメ第1期の第1クールが2021年1~3月、第2クールが同10~12月に放送され、同作のために設立されたアニメ制作会社スタジオバインドによるハイクオリティーな映像も話題になった。第2期の第1クールが2023年7月~9月に放送された。第2期の第2クールがTOKYO MXほかで放送中。
最初の「ターニングポイント1」は第1期の第8話だった。ルーデウスがボレアス家に来て、3年が過ぎ、穏やかな日々に幸せを感じていたが、エリスと共にフィットア領転移事件に巻き込まれてしまう。フィットア領一帯に住む人々がさまざまな場所に飛ばされてしまう……という大規模な魔力災害で、ルーデウスとエリスは目を覚ますと、魔大陸の荒野にいた。ルーデウスとエリスは、スペルド族のルイジェルドと出会い、3人で故郷を目指すことになる。
ルーデウスの幸せだった日々が突如、終わってしまい、過酷な魔大陸の旅に身を投じることになる。まさに大きなターニングポイントとなったエピソードだった。
◇オルステッドと対峙 殺されかける
2度目の「ターニングポイント2」は第1期の第21話で、ルーデウス、エリス、ルイジェルドが、七大列強の一人の龍神・オルステッドと対峙(たいじ)する。旅の途中、ルーデウスたちは、オルステッド、仮面をかぶった謎の人物と出会う。