ウィスコンシン州出身のスティーブ・ストリッカー。PGAツアーで12勝、2019年には全米シニアオープンを制してシニア17勝を挙げているプレイヤーだが、10代の娘に前にその“偉大さ”は通用しないようだ…。

スティーブ・ストリッカー（2017年マスターズ、撮影/姉崎正）

米シニアツアーのXでスティーブ・ストリッカーの娘イジーさんが父親の昔の写真を見て酷評する動画が「愛らしい」と評判だ。 ティーイングエリアに親子で並ぶ父と娘。するとイジーさんが、「さぁ今日はパパのセンスをあぶり出していきましょう」と携帯を片手に父親が写る写真のアーカイブをスクロール。 「このときのヘアスタイルいったいなぁに? あ～マレットヘアか（笑）」。サイドを刈り上げて襟足部分を伸ばす髪型は、イジーさん世代にはダサく映るようで、笑いが止まらない。 「ダサくても、髪がフサフサだったからできたんだ」と帽子を取って現在の少し寂しくなった頭頂部を見せる父。さらに「この写真はタイガーが先週、『まだマレットヘア』してる? って送ってきたんだ」。 タイガーとのツーショット写真も。パープルのベストを着たチーム戦の一コマだが、「これはひどい」とイジーさん。「（コーリー・）ペイビンが選んだウェアだから仕方ない」と言い訳する父。柄物のシャツには「見てよこれ、まるでカーテンみたい」と酷評。「10点満点の2点だわ」と厳しい。 家族写真を見ても、“ディスる＂のは父親のことばかり。ストリッカーを妻としてキャディとして支えてきたニッキーさんのことは、「ママはいい感じ。マレットヘアだけど（笑）」と擁護。「イジーはママっ子だからな。小さい頃、絶対僕に抱かれなかった」。 それでもイジーさんがバッグを担ぎ、二人三脚で優勝したとき着ていたブルーのシャツ姿は「すごくいい！」と10点満点がついた。 PGAツアー12勝、シニア17勝、ライダーカップのキャプテンも務めたビッグネームも娘の前ではたじたじ。生まれたときからスマートフォンを駆使してきた10代ほど恐ろしいものはない。 イジ―さんは近々父親のファッションセンス向上計画を実施するつもりらしい。 ※週刊ゴルフダイジェスト　2024年4月30日号「バック9」より PHOTO／Tadashi Anezaki