【福岡ボート(サマータイム)一般】河野真也 A1復帰の望みをつなげる
<28日・福岡ボート・2日目> 見事な立ち回りを見せた。河野真也(34)=福岡=は不利枠が巡ってきた2日目10Rで、6コースからスピードターンの連発で3着を奪取。「予選が3日間で6コースからの3着はかなり大きい」。上位通過が視野に入る位置で予選ラストに飛び込んだ。 機力も決して悪くない。「初日ほどのいい感じはなかったけど、調整がズレていても普通はある」。手にした56号機はここまでさっぱりのエンジンだったが、本体整備とペラ調整で戦える足は十分。当地は今節で今年3回目の参戦とあって、調整は完全に手の内に入れている。 今期(昨年11月~)は好調で、現在勝率6.14と11期ぶりのA1復帰が視野に入る勢い。「ことさらに意識はしないけど」と言いつつも、しっかり頭の中にはある。「もちろん、A1になれるものならなりたいですよ。きっちりしのいで、最後まで望みをつなげていきたい」 28日はびわこで師匠の永田啓二が今年初Vを達成。「ずっと気になっていたんで、本当に良かった。自分も続きたい」。その師匠の永田は次節の西スポ杯でドリーム1号艇として登場する。師匠に貴重な情報を持って帰るためにも、ここからさらにギアを上げるつもり。持ち味のスピード戦を駆使して、まずは準優の好枠を勝ち取る。(森 大輔)